ヴィアゲートと僕と私と株式会社、生体データを使ったZ世代の感情調査でショートドラマが視聴率を上回る結果に

ヴィアゲートと僕と私と株式会社、生体データを使ったZ世代の感情調査でショートドラマが視聴率を上回る結果に

Z世代の感情調査で縦型動画がTVCMを上回る共感を示す

Z世代向けのマーケティングを行う僕と私と株式会社と、生体データ分析を行うヴィアゲート株式会社の協業による調査が発表されました。この調査ではZ世代が動画コンテンツを視聴する際の生体データ(視線・表情)を分析し、ショートドラマ形式の縦型動画がTVCMよりもより強い共感を得ることを明らかにしました。これはスマートフォンの普及とSNSの縦型動画の主流化が背景にあると考えられています。特に若年層では TikTokやInstagramリールなどの縦型動画プラットフォームの利用が急増しており、その利用率は10代で66.4%、20代でも約半数に達しています。

この記事の要約

  • 僕と私と株式会社とヴィアゲート株式会社の協業による生体データ分析で、縦型動画がTVCM以上の共感を呼び込むことが明らかになった。
  • 若年層、特にZ世代においてTikTokやInstagramリールなどの縦型動画利用が急増している。
  • 10代のTikTok利用率は66.4%、20代でも47.9%と高い水準を示している。

Z世代向けの企画・マーケティングを行う『僕と私と株式会社』は、生体データ(視線・表情)を用いたリサーチプラットフォーム「エモミルリサーチ」を提供するヴィアゲート株式会社と協業を通じて、一般生活者が動画コンテンツに触れた際の生体データ(注視注目を含む視線・表情)を分析。結果、ショートドラマの縦型動画がTVCM以上に共感・エモを呼び込むことを立証いたしました。

Z世代に効果的な動画は? 消費者の視聴時の感情をリサーチ

近年、スマートフォンの普及に伴い、SNSを中心に縦型動画が主流となってきています。特に若年層において、TikTokやInstagramリールなどの縦型動画プラットフォームの利用が急増中です。

総務省の「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、10代のTikTok利用率は66.4%に達し、20代でも47.9%と約半分の数値を示しています。

そんななか、エモミルリサーチが提供するのは、消費者の動画視聴時の注視注目を伴う興味や感情にフォーカスし、詳細に分析するインサイトリサーチ。

スマホのカメラを活用した視線計測技術では、動画を視聴する消費者のリアクションを主に定量データ化し分析します。同時に実施されるAIインタビューでは、消費者が注目し興味を持ったシーンやコンテンツに対して、AIが質問を自動生成しながらインタビューを実施。潜在ターゲットや注目内容とその背景の可視化、製品との関わりを表すマインドマップをペルソナ別に提示することが可能です。

今回、僕と私と株式会社では、エモミルリサーチを用いて、全国の10代~50代男女(Z世代105人、Y世代106人、X世代113人)に対して、動画コンテンツに触れた際の生体データの分析調査を実施。

本調査では、僕と私と株式会社が制作したTikTok用の縦型動画(A:ドラマ風)と、TVCM用に制作された動画(B:インタビュー風)の2本について、動画視聴時の眠気、集中度合い、視線の動きをもとに、動画に対する興味度を測定しました。さらに、AIインタビュー機能を用いて動画の印象、裏付けとなる過去の体験なども聴取しました。

Z世代にとって、ショートドラマは「自分ごと化」しやすい傾向

リサーチの結果、動画A(ドラマ風)は動画B(インタビュー風)に比べ、会話や動きに沿って対象者の興味度が大きく起伏し、感情を揺さぶる構成であることが判明。対象者の発言からも「わかる!と思う」「心を動かされる」といった共感感情が多く想起されました。

また、同時にAIインタビューによって収集したテキストを分析した結果、登場人物の動きやセリフに対して、多様な感情ワードが出現し、自分ごと化されている様相が見られました。特筆すべきは、X世代、Y世代に比べて、Z世代がもっとも自分ごと化する傾向が強かったことです。

一方で、ストーリー展開がなく、動きも少ない動画B(インタビュー風)は動画内容の起伏が平坦になる特徴があり、視聴傾向から興味度の起伏が小さく、AIインタビューの回答傾向にも、受ける印象や豊かさが乏しい結果が現れていました。全体を通して「感動する」という想起はあったものの、第三者的な立場からの「表面的な感動」に留まり、自分ごととして捉える傾向は小さいことがわかりました。

分析担当者は、「全体的に動画A(ドラマ風)は、視聴者(特にZ世代)の感情を揺さぶる“エモさ(ハッピーな共感)”、“自分ごと化(没入感)”を醸成できている」と結論付けています。

今後、僕と私と株式会社では、「エモミルリサーチ」を活用した視線計測・表情解析・AIインタビューをインサイト調査のメニューとして提供するとともに、「エモマーケティング」の実践に活用していく方針です。

ヴィアゲート株式会社について

ヴィアゲート株式会社は、「価値ある情報により、誰もが閃き、合理的に意思決定できる社会基盤を構築する」というミッションのもと、人の「自然なコミュニケーション解像度」をそのままに取得・分析する革新的なデータマーケティングテクノロジーを開発・提供しています。

同社の「エモミルリサーチ」は、消費者の視線や表情から真の反応を読み取り、可視化。同じく提供しているAIインタビューを併用することで、従来の調査では捉えきれなかった深層心理を明らかにすることを通じて、人と人、人とブランド(商品・サービス)の間に眠る新発見を提供します。マーケティングの常識を覆す画期的なソリューションとして注目を集める企業です。

■会社概要

代表取締役社長:下崎 守朗

所在地:東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル R140

事業内容:インサイト調査プラットフォーム「エモミル」の開発・運営およびマーケティング支援事業

HP:https://www.viagate.com/

エモミルリサーチ:https://emomilresearch.com/

僕と私と株式会社について

僕と私と株式会社は、Z世代を代表する企画・マーケティング会社です。Z世代ならではの多くの企画を咲かせています。

今を生きるリアルなZ世代の視点も取り入れたインサイト調査、企画、クリエイティブ制作、コミュニケーションまでを一貫して担当いたします。

また、リモート制度やサウナ採用、地方へのワーケーションなどを取り入れた新しい働き方も実践中。「メンバー全員天才」を目指し、社内からも多くの企業が生まれています。

■ 会社概要

代表取締役:今瀧 健登

所在地:東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷V 3階

事業内容:Z世代に関する企画・マーケティング事業、ブランド事業

HP:https://boku-to-watashi-and.com

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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