三井不動産ビルマネジメント、株式会社RondのAI活用つながりDXサービス「parks」導入―社内で”困った時の相談相手”を効率的に発見

三井不動産ビルマネジメント、株式会社RondのAI活用つながりDXサービス「parks」導入―社内で”困った時の相談相手”を効率的に発見

三井不動産ビルマネジメントがAI活用サービス「parks」を導入

株式会社Rondが提供するAIを活用したつながりデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス「parks」が、三井不動産ビルマネジメントに導入されることが決定した。今回の導入目的は、社内で”困った時に相談できる人”が効率的に見つけられる仕組み作りである。「parks」は、インターネットやAIの普及により、個々人が持つ情報の重要性が高まる中、従業員の能力や情報を最大限に活用するためのサービスである。三井不動産ビルマネジメントでは、異なるグループ間の連携や相互理解の困難さを感じており、このサービスにより、その課題を解決し、効率的な業務遂行やイノベーションの創出を目指す。

この記事の要約

  • 三井不動産ビルマネジメントが株式会社RondのAI活用サービス「parks」を導入
  • 「parks」導入により、組織内の知識や情報を最大限に活用し、「困った時に相談できる人」を効率的に見つけられる仕組みを作り上げる
  • グループ間の連携や相互理解の困難さを解消し、効率的な業務遂行やイノベーションの創出を目指す

トランザクティブ・メモリーとAIを活用したつながりDXサービス「parks」を提供する株式会社Rond(代表取締役:豊永悠馬)は、三井不動産ビルマネジメント株式会社(代表取締役社長:村上弘)がグループを越えて“困った時に相談できる人”が発見できる仕組み作りのためにparksを導入したことをお知らせいたします。

社会背景

近年、ハイブリッドワークの普及とテクノロジーの急速な発展により、単純作業の多くが自動化され、業務の複雑化が進んでいます。また、インターネットやAIの普及によって、必要な情報を瞬時に取得できる環境が整いつつある中で、個々人が持つ知識や経験、専門性といった情報の重要性がこれまで以上に高まっています。このような社会の変化に伴い、企業や組織は従業員一人ひとりの能力や情報を最大限に活用するための新たな取り組みが求められています。

parks導入前の三井不動産ビルマネジメント様の課題

三井不動産ビルマネジメント様では、グループ間の連携や相互理解に課題感がありました。具体的には、他のグループがどのような業務を行っているのか、またどのようなノウハウや情報を保持しているのかが、他グループのメンバーにとって十分に把握できていない状況が存在していました。この「見えない・分からない」状態は、グループ間の連携を困難にし、効率的な業務遂行やイノベーションの創出を阻む要因になり得ると感じていました。

解決方法としてparksを選定した理由

キューブを送り合い相互理解・メンバー情報の可視化
「parks」の「キューブ」機能では、従業員が自分の業務内容や専門知識を登録したり、同僚の専門知等のキューブを送り合うことで、組織全体で「誰が何を知っているか」を視覚的に把握できることにより、個々の強みや役割が明確になり、相互理解が深まり、チーム全体の連携が強化する点が良いなと思いました。

▲ある社員様のスキル・専門、パーソナリティ
(白キューブ:自身で登録したキューブ青キューブ:他者が登録したキューブ右上の数字は各情報に対して称賛された回数)

タイムラインで繋がれる知れる
キューブに登録された情報はタイムライン形式でリアルタイムに共有され、誰がどのような業務をしているかがすぐに把握できます。この形式は、組織全体の動向を俯瞰しやすくし、従業員同士の自然な情報共有を促進します。結果として、コミュニケーションが活性化し、効率的なコラボレーションが実現できると思ったからです。

▲メンバ間でスキル・専門や興味・関心をキューブで送り合った情報がタイムラインに流れてくるため、自然とメンバー理解が深まる


AI検索機能で適任者の早期発見
「parks」は、AIによる高度な検索機能を備え、必要な情報や専門知識を持つメンバーを迅速に見つけ出すことができます。AIがキューブ情報や活動履歴を基に最適な人物をレコメンドし、スムーズな連携を支援します。これにより、業務の効率化が図られ、問題解決のスピードも向上することができると感じました。

▲parksのAI検索にて「SDGsイベント」を検索した結果、「ダイバシティ系イベント」の経験者がヒットした
▲parksによるAI検索にて「トイレ工事」を検索した結果、「基準階トイレ改修工事」の経験者がヒットした

※個人情報保護の観点から、画像の写真、名前、内容の一部を編集しております。

三井不動産ビルマネジメント ビジネスソリューション事業推進本部 イノベーショングループ 主事 大矢 耀介 様

三井不動産ビルマネジメント ご担当者様のお声

チームビルディングの際に、メンバー同士がキューブを投げ合うことで相互理解が深まり、チームの連携が一層強化されました。日常的にparksを利用することで、“誰が何をしているか、どんな知識を持っているか”が自然と頭にインプットされます。さらに、parksを通じて共通の趣味や関心を持つメンバー同士がつながり、これまで接点のなかった社員同士が新たなネットワークを築くケースも多く見られ、組織全体にポジティブな影響を与えています。

今後は、parks内により多くの暗黙知を含むナレッジや情報を蓄積し、どんなテーマであっても困った時にすぐに相談相手が見つかる環境を整えたいと考えています。また、“困った時にグループを越えて協働することで良いパフォーマンスを発揮できた”という成功体験を積み重ね、助け合いや共創の文化を本部全体にさらに浸透・発展させていきたいです。

株式会社Rond 代表取締役 豊永悠馬

parks開発の想い

会社員時代、同僚との何気ない会話や繋がりが、仕事のモチベーションを高め、新たな事業アイディアを生み出し、過去の経験者に相談することで業務効率を向上させたり、他部署との連携から新たな事業展開を導くなど、成果をあげることができました。
このように、人と人との出会いが、やる気や生産性、そして生み出す価値に大きな影響を与えることを実感しました。出会いから生まれる化学変化には、エネルギーとロマンが宿っていると感じます。しかし、これまで私が経験した出会いは、いずれも偶然によるものでした。そこで、効果的な出会いを再現性高く生み出すことで、個人や企業、さらには社会が抱える課題をより迅速に解決できると考えました。そして、この課題に対応するサービスがまだ存在しないことから、株式会社Rondを創業し、つながりDXサービス「parks」を開発・提供しております。

会社情報

会社名:三井不動産ビルマネジメント株式会社

所在地:東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号

代表者:代表取締役 村上 弘

設立 :昭和57年8月4日

事業内容:三井不動産グループのオフィスビル事業の中核を担う会社として、ビルのプロパティマネジメントを中心にテナント企業や地域・社会に対するさまざまな付加価値の提供を行っています。

コーポレートサイト:https://www.mfbm.co.jp/


会社名:株式会社Rond

所在地:東京都港区南青山2丁目2番15号Win AoyamaビルUCF6階

代表者:代表取締役 豊永 悠馬

設立 :2021年7月2日

事業内容:「出会いから化学変化を生み出す」をミッションに掲げ、つながりDXサービス「parks」の開発・提供

parks公式サイト:https://lp.xparks.jp

コーポレートサイト:https://rond.co.jp

本件に関するお問い合わせ:https://rond.co.jp/contact

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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