リートンテクノロジーズとSionic AI、AI検索サービス向けインフラ強化のためのMOU締結
リートンテクノロジーズとSionic AIがAI検索インフラ強化のMOUを締結
生成AIプラットフォームのリートンテクノロジーズがAIプラットフォーム企業のSionic AIとAI検索サービス向けインフラ強化のためのMOUを締結した。両社は、国内進出を本格化している海外AIサービスに対抗するため、相互協力を通じて中東や東南アジアなどグローバルでのBtoC、BtoB両方でのシナジー創出と韓国AI企業の技術力を基軸にしたAI検索とサービスの普及・拡散を目指す。また、リートンテクノロジーズは日本におけるBtoCサービス提供や非公開技術検証を、Sionic AIは日本市場専用ソリューションの完成とエンタープライズ供給、現地法人設立を進める。
この記事の要約
- 生成AIプラットフォームのリートンテクノロジーズとSionic AIがAI検索サービス向けのインフラ強化のためのMOUを締結。
- 両社は海外AIサービスの国内進出に対抗し、韓国の技術力を活用したAIサービスの普及・拡散を目指す。
- リートンテクノロジーズは日本でのBtoCサービス提供と非公開技術検証を、Sionic AIは日本市場向けソリューションの完成とエンタープライズ供給、現地法人設立を進めている。
生成AIプラットフォーム企業、株式会社リートンテクノロジーズ（本社：ソウル市 瑞草区瑞草洞、代表取締役社長：イ・セヨン、以下リートン）は、2024年9月2日（韓国現地時間）、AIプラットフォーム企業、Sionic AI（代表：コ・ソクヒョン、以下サイオニックAI）とMOUを締結しました。今後、グローバル市場でのAI検索サービスインフラのさらなる高度化を目指します。
■韓国スタートアップ企業の技術力で、海外AIサービスの韓国内進出に対抗
韓国では、海外AIサービスが国内企業と協同し、国内進出を本格化しています。リートンテクノロジーズおよびサイオニックAIはその流れに対抗するため、今回のMOU締結を機に、相互協力を通じて中東や東南アジアなどグローバルでのBtoC、BtoB両方でのシナジーの創出、および韓国AI企業の技術力を基盤としたAI検索とサービスの普及・拡散を主導していきます。
■積極的なグローバル進出の姿勢がMOU締結の背景
リートンテクノロジーズは、昨年から日本においてBtoCサービスを提供しており、現地大企業を対象に非公開技術検証(PoC)も進行中です。サイオニックAIも年内に日本市場専用ソリューションの完成とエンタープライズ供給、現地法人設立を目指しています。
■サイオニックAIの生成AIインフラとソリューションを活用、大きなシナジー創出を期待
リートンテクノロジーズはサイオニックAIの生成AIプラットフォーム「STORM（ストーム）」およびインフラ最適化技術やソリューションを活用し、より速く快適なBtoCサービスを提供します。
リートンが前面に押し出している「AI検索」では、既存のウェブ検索アルゴリズムを活用しながらも、LLMが理解できるデータ構造をあらかじめ構築することで、より迅速で正確な検索結果を提供することができます。これにサイオニックAIの企業カスタマイズ生成AIインフラとソリューションが結合され、大きなシナジー効果が期待できます。
■サイオニックAIはグローバルBtoB事業を展開
サイオニックAIは様々な生成AI技術を企業環境に最適化するプラットフォームの競争力が認められています。MOU締結を機に、リートンのAI検索技術に基づいた企業用インフラを開発・提供し、グローバルBtoB事業を展開する方針です。
■サイオニックAI代表、コ・ソクヒョンのコメント
今回のMOU締結を通じ、 BtoCとBtoBの2部門で両社がそれぞれ持つ強みの最大化を狙います。グローバル市場での競争力を高め、より大きな事業的機会を創出していきます。
■リートン代表、イ・セヨンのコメント
韓国と日本で検証された当社のAI検索技術を国別の言語と文化に最適化することで、グローバル市場にインパクトを与えます。韓国のスタートアップの競争力を世界に証明するとともに、AI産業の発展に貢献したいと思います。
■「リートン」の概要
「リートン」 とは大規模言語モデル(LLM)の生成AIをベースとし、それを日本語版にした人工知能（AI）プラットフォームです。簡単な登録をするだけで、GPT-4oなどの最新AIモデルを無料無制限で利用することが可能です。生成AIに詳しい知識がない方でも、自由に、そしてさまざまな文章作りにご活用いただけます。累計グローバルユーザー数は370万人を突破、月間利用者数は220万人以上です。韓国内では 「App Store」 にて人気ランク1位、ライフスタイル部門でも1位を獲得し、「Google Play ストア」 でもライフスタイル分野で1位を獲得するなど韓国国内で最大の生成AIプラットフォームです。
■Wrtn Technologies, Inc.について
Wrtn Technologies, Inc.は、韓国の生成AI活用サービス業界の先駆者として、ウェブ及びアプリの利用者数1位の対話型生成AIサービス 「リートン」 を提供しているスタートアップ企業です。2021年4月に設立し、CES2023で生成AIサービスでは初となるイノベーション賞を受賞しております。2023年5月にはMicrosoft, AWSなどグローバルAI企業が参加したGenerative AI Asiaを主催しました。2023年11月には株式会社三菱総合研究所の主催する「ICF Business Acceleration Program 2023」において、韓国企業として初めて、特別賞のひとつである、優れた技術力に贈られる「テック賞」を受賞。2024年6月には、プレシリーズBにて28.4億円の資金調達を完了（ZVenture Capital（ZVC））、同月、世界経済フォーラムが発表した「テクノロジー・パイオニア2024」に選出されました。
代表のイ・セヨンは、生成AIエコシステムを構築し、韓国の人工知能産業の競争力を高める目的で2023年9月に発足した「生成AIスタートアップ協会」 の会長を務めています。
東京都が実施する「金融機関等と連携した海外企業誘致促進事業」第1号企業として選定され、2023年11月に日本法人「リートンテクノロジーズジャパン」を設立しました。
リートンテクノロジーズジャパン
CEO：イ・セヨン
所在地：東京都港区虎ノ門2丁目3-17 虎ノ門2丁目タワー19F
【リートンテクノロジーズジャパンのサービスに関するお問い合わせ先】
事業者様：japancorp@wrtn.io（代表）
お客様窓口：お問い合わせフォーム 【https://x.gd/Y5dRI】
