SDAIA主催、リヤドで開催の第1回国際AIオリンピック:25カ国が参戦、AI技術活用の一戦を繰り広げる予定

SDAIA主催、リヤドで開催の第1回国際AIオリンピック:25カ国が参戦、AI技術活用の一戦を繰り広げる予定

サウジアラビアで初の国際AIオリンピック開催、25カ国が参加予定

サウジ・データAI庁(Saudi Data & Artificial Intelligence Authority; SDAIA)主催によりリヤドで開催されるGlobal AI Summit(GAIN)で、初の国際AIオリンピックが行われます。25カ国から専門家たちが集まり、AI技術を活用した問題解決に挑みます。このイベントに参加するためには、事前に5週間にわたるAI技術に関する講義に参加し、その知識を深める必要があります。本コンペティションは、AIの研究と倫理に関する国際的な取り組みを推進する機関と協力して開催されます。

この記事の要約

  • サウジ・データAI庁が主催し、リヤドで初の国際AIオリンピックが開催される。
  • 25カ国から専門家が集まり、AI技術を活用して問題解決に挑む。
  • このイベントは、AIの研究と倫理に取り組む国際機関と協力して行われる。

2024年9月9日、サウジアラビア・リヤド-今週リヤドで始まるGlobal AI Summit(GAIN)で、サウジ・データAI庁(Saudi Data & Artificial Intelligence Authority; SDAIA)主催の第1回国際AIオリンピックが開催されます。この記念すべき第一回大会には25カ国が参加する予定です。

国際AIオリンピックは、各国が最大4人のAI技術やソフトウェアの専門家からなるチームを編成し、GAIN開催期間中の2日間、AI技術を活用して専門的な質問に回答したり、問題解決に取り組んだりするイベントです。

このイベントに先立ち、AIのスペシャリストや推進者がAI技術に関する知識を深めるための講義が5週間にわたって行われ、講義に参加することで国際AIオリンピックへの出場資格を得ることができます。

この学習プログラムとコンペティションは、AIの研究と倫理に関する取り組みを推進する国際機関であるInternational Center for AI Research and Ethics(ICAIRE)と、スロベニアにあるユネスコ後援のInternational Research Center on Artificial Intelligence(IRCAI)の協力を得て開催されます。

ICAIREとIRCAIは、AIの倫理やカーネル法から、深層生成モデルの開発まで、AIの分野で現在起きている様々な変化に対応するためのプラットフォームを高い知能を有する人々に提供することを目的に発足した組織です。

また、9月10日から12日にかけて開催されるGAINサミットに続き、学生を対象とした国際AIオリンピックが世界各国で開催されます。このイベントは、優秀な若者に知的な解決策を見出すことを促し、現在のビジネスや日常生活の中心となっているAI技術に深い造詣を持つ新しい世代を生み出すことを目指しています。

国際AIオリンピックは、経済の多様化と、データとAIを活用して2030年目標の多くの達成を目指すサウジアラビアが掲げる「VISION 2030」の理念の下にSDAIAが主催するイベントです。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成支援も意図した国際AIオリンピックは、特にAI技術に対する認識を高め、AIを使いこなすために必要な知識とスキルを社会に提供することを目的としています。

編集者への注記

GAINサミットの詳細はウェブサイトをご覧ください:https://globalaisummit.org/en/default.aspx

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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