パナソニックとSBIインベストメント、AIデータプラットフォームFastLabel社へ出資決定ーAI需要拡大に伴い市場規模2030年に2,000億円へ
パナソニックとSBI投資、AI業界急成長に応えFastLabel社へ出資
パナソニック株式会社とSBIインベストメント株式会社はAIデータプラットフォームの開発・提供を行うFastLabel社へ出資を決定しました。AIの需要が拡大し、それに比例してAIモデル構築に欠かせないアノテーション作業(データへのタグ付け)の市場規模も拡大予想されています。その市場規模は2030年には約2,000億円に達すると予測されています。FastLabelは高精度なアノテーション代行を実現し、アノテーション、データマネジメント、MLOpsのプラットフォーム提供により、一連のAIモデル開発プロジェクトを支援。
この記事の要約
- パナソニックとSBIインベストメントがAIデータプラットフォーム開発・提供企業のFastLabel社へ出資を決定。
- AIの需要拡大に伴い、同社が提供するアノテーション作業(データへのタグ付け)の市場規模は2030年に2,000億円に達する予想。
- FastLabelは高精度なアノテーション、データマネジメント、MLOpsのプラットフォーム提供で、AIモデル開発の一連のプロジェクトを支援。
パナソニック株式会社(本社:東京都港区、CEO 品田 正弘、以下、パナソニック)は、SBIインベストメント株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド(通称:パナソニックくらしビジョナリーファンド)を通じ、AIデータプラットフォームの開発・提供を行うFastLabel株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 CEO 鈴木 健史、以下、FastLabel)への出資を決定しました。
社会生活やビジネスに変革をもたらすAIは、さまざまな分野で実装が進み、AIの需要は今後も拡大が見込まれています。同時に、AIモデルの構築に欠かせない、アノテーション作業(データへのタグ付け)も、AI需要の急成長に比例して市場が拡大し、その市場規模は2030年にはUSD 1,363M(日本円換算:約2,000億円程度)に達すると予測されています。
(出典:ASTUTE ANALYTICA 2022年3月7日レポート)
FastLabelは日本語に対応しているアノテーションプラットフォームを自ら開発・提供することで、短納期で高精度なアノテーション代行を実現しています。また、同社はアノテーション、データマネジメント、MLOps(Machine Learning Operations)のプラットフォームを提供することで、企業内AIモデル開発プロジェクトの一連にわたる支援を行っています。同社の提供する代行サービス・プロダクトは、パナソニックのみならず国内有数企業の採用実績があり、業界成長率を上回る業績拡大を継続しています。
くらしに関わるあらゆるシーンにおいてAI導入による技術革新が進むと考えられる中、AI開発における生産性向上には、AI用データの作成と管理(アノテーションとAI開発のプラットフォーム)が欠かせない要素の一つになります。FastLabelへの出資を通じ、くらしを支える商品・ソリューションを革新するさらなるAI開発と、AIサービスのあり方について追求していきます。
パナソニックは、「人・社会・地球を健やかにする」というミッションを掲げ、「人を想う技術と創造力で、くらしを支えるベストパートナー」になることを目指しています。今後も、くらしに関わる「エネルギー」、「食品インフラ」、「空間インフラ」、「ライフスタイル」といった事業領域に強みを持つ国内外の有望なスタートアップへの投資を通じ、強固な関係にもとづいたオープンイノベーションの取り組みを強化していきます。
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]AIデータプラットフォームの開発・提供を行うFastLabelへ パナソニックくらしビジョナリーファンドから出資を決定(2024年9月9日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn240909-5
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・FastLabel株式会社