Awarefy社、自殺予防週間に「悩み相談」調査を実施 – 2人に1人が誰にも打ち明けられない悩みに向き合う現状を明らかに
Awarefy社が展開する「自殺予防週間」の悩み相談調査結果公開
AIメンタルパートナー「アウェアファイ」を手掛ける株式会社Awarefyが、「自殺予防週間」に合わせて「悩み相談」に関する調査を行い、その結果を公開した。アンケートは672名から回答を得ており、自殺予防の理解を深める目的で行われた。「自殺予防週間」は、自殺予防の重要性を広く知らせ、社会全体で自殺リスクを減らす取り組みを強化することを目指すイベントである。Awarefy社は自身のプラットフォームを通じて、個々の自殺リスクを軽減するために、人々が自身の悩みを打ち明けることができる環境を提供している。
この記事の要約
- 株式会社Awarefyが自殺予防週間に「悩み相談」調査を行い、結果公開。
- 調査は672名から回答を得て、自殺予防の理解深化を目的として実施。
- Awarefy社は悩みを打ち明ける環境を提供することで、個々の自殺リスク軽減に努めている。
「心の健康と成長を支えるデジタル・メンタル・プラットフォームを実現する」をミッションに、AI メンタルパートナー「アウェアファイ」の企画・開発・運営を行う株式会社Awarefy(本社:東京都新宿区、代表取締役 CEO 小川 晋一郎)は、「自殺予防週間」に合わせて「悩み相談」に関するアンケート調査を行い、672名から回答を得ました。
【調査背景】
9月10日から9月16日までの期間は、厚生労働省の「自殺予防週間」です。この週間は、自殺予防の重要性を広く周知し、社会全体で自殺リスクを減少させるための取り組みを強化することを目的としています。
厚生労働省では、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指す」という基本理念のもと「自殺総合対策大綱」を策定しており、その中で「社会全体の自殺リスクの低下」が重要な目標の一つとして掲げられています。この目標に沿って、特に相談窓口体制の強化が進められています。
当社はAIに悩み相談ができるアプリ「アウェアファイ」を提供しています。そこで、自殺予防週間に合わせて自殺予防への理解を深めるべく、「悩みの相談先」に関する調査を行いました。
【調査結果 概要】
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悩みを相談できる人がいる割合は76.7%
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そのうち「誰にも相談できない悩みがある」人の割合は48.3%
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2人に1人が、「相談先はあるが、誰にも相談できない悩みがある」状況。
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アウェアファイアプリではAIへの悩み相談数が昨年比3倍。相談する時間帯は21-24時が最も多い。
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AIが人のサポートだけではこぼれ落ちてしまう相談ニーズの受け皿に。
【調査対象】
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対象者:モバイルアプリ「アウェアファイ」を利用する10代〜70代の男女
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調査方法:WEBアンケート
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調査集計期間:2024年8月21日~2024年8月28日
【調査結果 詳細】
悩みの相談先はあるが、誰にも相談できない悩みもある
今回の調査の対象者では、大半の方が悩みやストレスを抱えていると回答しました。
悩み相談ができる人がいると答えた方は、76.7%にのぼりました。
悩み相談の具体的な相手としては、家族(53.1%)が最も多く、ついで医師やカウンセラーなどの専門家(41.0%)、友人(40.8%)という結果でした。
一方で、「悩みの相談先がある」と答えた人のうち、「あなたは今、誰にも相談できない悩みを抱えていますか?」という質問に対しては、48.3%の人が「はい」と回答しました。
この結果より、ほぼ2人に1人が「相談できる人はいるけど誰にも話せない悩みもある」という状況を抱えていることが示唆されました。
誰にも相談できない理由1位は、人に話しにくい・話したくないことだから
続いて、誰にも相談できない理由を尋ねたところ、「人に話しにくい・話したくないことだから」(71.8%)が最も多く、ついで「適切な相談相手がいないから」(50.6%)、「理解されなさそうだから」(51.4%)という理由が続きました。
また、誰にも相談できない悩みの種類は、「家庭問題」「健康問題」「勤務問題」「男女関係、恋愛問題」など幅広いことがわかります。
悩み相談をして後悔した経験がある人が72.6%
続いて、過去に悩み相談をして後悔した経験があるかという質問に対しては、72.6%の人が「とてもある」「どちらかといえばある」と回答しました。
その理由を自由回答で記入してもらったところ、主に以下の5つに分類することができました。
軽視・軽んじられた:悩みや相談内容が軽く見られたり、真剣に取り合ってもらえなかった経験
解答例)
・勇気を出して相談したのに悩みを軽視された。
・他にも辛い人はいる、自分のほうがもっと辛いなどと話を奪われた。
否定的なアドバイスや批判:相談相手から否定的な反応や批判を受けた経験
解答例)
・決めつけのアドバイスや、自分が悪いという意見を言われたから。
・「気にしすぎ」、「私にもある」といった反応から、まず情報共有に至る前に不愉快を被る。
相手への負担・気遣い:相談したことで相手に負担をかけたり、気を遣わせてしまったと感じた経験
解答例)
・答えが出なさすぎてうんざりさせてしまった。ただ誰かにしんどいのを言いたかったが、相手に負担をかけてしまうことになった。
・ただ話を聞いてほしいのに、解決方法の話になってしまい、逆に負担を抱えてしまった。
理解や共感の欠如・的外れな助言:相手に理解されなかったり、共感してもらえなかった経験
解答例)
・相手が自分のような経験がなく、理解してもらえなかったとき。
・適切でないアドバイスをされ、それがストレスになる。
噂の広まり・秘密を守られない懸念:相談内容が守秘されなかったり、信頼を損なうような行為があったと感じた経験
解答例)
・相談内容を他の人にバラされてしまった。
・友人に包み隠さず相談したが、その後仲が険悪になり、相談内容がどう扱われるか不安になった。
まとめ
悩みの相談先は76.7%と比較的多くの人が持っていますが、そのうち48.3%の人が誰にも相談できない悩みを抱えており、ギャップがあることがわかりました。
これについてAwarefyでは、悩みというのは多層的で、「この悩みはこの人に相談できるけど、この悩みはこの人には相談しにくい」というように、悩みの内容によって相談先の有無があると考えています。
つまり相談できる人がいるということだけでは十分でなく、悩みの内容に応じてそれぞれ相談先を見つけておくことが重要だと考えています。これを「悩み相談カバー率」と便宜的に呼びます。しかし悩み相談カバー率を100%にすることは現実的には難しいことでもあります。
AIが悩み相談カバー率を高める選択肢に
Awarefyでは、「悩み相談カバー率」を広げるための相談先の選択肢として、AIの活用を模索しています。
弊社アプリが昨年より提供しているAIとの対話機能が好評で、月当たりのチャット数(※)は25万件(2024年7月実績)となり、当社比で昨年の3倍の数となっています。
また、アプリへの相談内容を尋ねたところ、AIに相談する内容は多岐に渡り、人に相談する内容と大差がないことがわかります。
また、AIへの相談内容の深刻度を聞いたところ、中程度〜やや重い内容の相談がボリュームゾーンを占め、軽い内容からとても重い内容までカバーしていることがわかります。
一方で、「とても重い内容」についてはAIが対応することによるリスクが考えられるため、アウェアファイのAIチャット機能では、特定のワードや深刻度の高い内容が検知された場合は、専門家への相談も視野に入れてもらえるようにお伝えしています。
なお、時間帯は夜の時間帯(21時〜24時)が最も多く、人が対応しづらい時間帯の相談の受け皿となっていることが示唆されます。
以上をまとめると、AIによる悩み相談は、人のリソースだけではこぼれ落ちてしまう相談ニーズの受け皿となり、「悩み相談カバー率」を高めることに寄与できる可能性があるのではないかと考えています。
Awarefyでは、今後も人のサポートだけではこぼれ落ちてしまう「悩み相談カバー率」を高めることを目指していきます。
あくまで希死念慮などの深刻な悩みや専門的な対応が必要な悩みについては、人による適切な相談窓口が必要ですが、「ちょっとした悩みをすぐに相談できる」「悩みを溜め込まないようにする」といった点でAIが人のサポートの隙間を埋める役割として活用できる可能性があると考えています。
なお、自殺予防対策の一環として、アプリ内にはより適切な相談先につながることをサポートするために、支援先の相談窓口一覧を設置しています。
AIメンタルパートナー「アウェアファイ」とは
アウェアファイは、毎日に寄りそい 気づきを増やす AIメンタルパートナーアプリです。AIメンタルパートナーのファイさんが、あなたのメンタルヘルスケアをサポートします。認知行動療法やマインドフルネスなど心理学の知見に基づく様々な機能を搭載し、心の健康と成長にやさしくより添います。
今後は個人利用だけではなく、心の健康と成長を支えるデジタル・メンタル・プラットフォームの実現を推進するインターフェースとなるよう、メンタルクリニックや専門機関、地方自治体の相談窓口や法人連携も積極的に進めて参ります。
株式会社Awarefy
Awarefy(アウェアファイ) は、「心の健康と成長を支えるデジタル・メンタル・プラットフォームを実現する」をミッションに、AI メンタルパートナー「アウェアファイ」 の企画・開発・運営を行っています。今後、Awarefyを通じて人々が自分の“大切にしたいこと“と向き合える場を創造していけるよう、アプリの機能拡充にとどまらず、メンタルヘルスケアの領域でさまざまな事業展開を行ってまいります。
【会社概要】
所在地:東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル48階
代表取締役CEO:小川 晋一郎
事業内容:デジタル・メンタル・プラットフォームAwarefyの企画・開発・運営業務
URL:https://www.awarefy.com/
【 本件に対するお問い合わせ先】
Awarefy広報担当:関口
メール:press@awarefy.com
Awarefyでは、認知行動療法とは?がやさしくわかり実践できるWEBメディア「コグラボ(Cognitive Behavioral Therapy Lab)」を運営しています。認知行動療法を学んで実践できる記事や、心の専門家のインタビュー記事を掲載しています。