A.T. カーニー、「CIOがIT人材戦略を見直す理由」の論考を日本語版で公開、AIと人材の重要性に触れる

A.T. カーニー、「CIOがIT人材戦略を見直す理由」の論考を日本語版で公開、AIと人材の重要性に触れる

A.T. カーニーがAIとIT人材に関する論考の日本語版を公開

経営コンサルティング会社A.T. カーニーが、「なぜCIOはIT人材戦略を再構築する必要があるのか?」という論考の日本語版を公開した。本稿では、AI競争が激化する中で、適切な人材を確保することの重要性、そしてIT人材戦略の再評価や適応について触れている。5つの要素によって、強固で将来を見据えた人材戦略を構築することが可能と述べている。具体的には、シンガポール政府やApple等の大手企業のAI企業への買収や出資を例に挙げ、AIの覇権を巡る戦いがテクノロジーだけでなく、”頭脳”を巡る戦いでもあるとの視点を示している。

この記事の要約

  • A.T. カーニーが「なぜCIOはIT人材戦略を再構築する必要があるのか?」の論考日本語版を公開。
  • AI競争加速の中、適切な人材確保とIT人材戦略の再評価・適応の重要性を強調。
  • シンガポール政府やApple等の事例を踏まえ、AIの覇権を巡る戦いが技術だけでなく、「頭脳」を巡るものと指摘。

経営コンサルティング会社A.T. カーニー(東京都港区、日本代表:関灘 茂)は、本日、AIとIT人材についての論考 「なぜCIOはIT人材戦略を再構築する必要があるのか?」 の日本語版をウェブサイトで公開しました。
【URL】 https://bit.ly/3Mvy1WE

“AI競争は過熱しているが、それはテクノロジーだけの問題ではない。適切な人材を確保することも重要である。5つの要素によって、強固で将来を見据えた人材戦略を構築することができる。”
…から始まる当論考は、A.T. カーニー(グローバル・ブランド名は KEARNEY)が英語で公開した
“ Why do CIOs need to regenerate their IT workforce strategies? ” を、同社東京オフィスのシニアパートナー大塩崇とプリンシパル伊藤大平の監修のもと日本語化したものです。

本稿では、最高情報責任者(CIO)は企業がAI能力の強化に重点を置くようになったことで、大きく変化したIT人材の状況に対応し、人材戦略を再評価し、適応させるという重要な課題に直面しているとし、採用から定着に至るまで、将来を見据えた強固なIT人材戦略を策定し、進化するAIの世界において当該組織を成功に導くために以下の5つの要素を検討するべきである、と述べています。

  • 必要な人材を知る

  • 専門性を磨く

  • プラグマティックに人材を採用する

  • 戦略的オフショア

  • 雇用と維持のための買収

そしてシンガポール政府の取り組みや、Apple、Bloomberg、 Microsoft、Thomson Reutersら大手企業の戦略的手段としてのAI企業の買収や出資を例として挙げ、

“AI競争が激化する中、優秀な人材を惹きつけ、維持する能力が最も重要になる。(中略)AIの覇権をめぐる戦いがテクノロジーだけでなく、テクノロジーの限界を押し広げる”頭脳”をめぐる戦いであるという、より広範な業界の傾向を反映している。” と結んでいます。

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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