ピクセルカンパニーズ、スーパーマイクロとエヌビディア協業で、GPU特化型コンテナデータセンターの販売開始・世界一流のAI用インフラ向け解決策を提供

ピクセルカンパニーズ、スーパーマイクロとエヌビディア協業で、GPU特化型コンテナデータセンターの販売開始・世界一流のAI用インフラ向け解決策を提供

スーパーマイクロとエヌビディアとの協業により、ピクセルカンパニーズがGPU特化型コンテナデータセンターの販売を開始

ピクセルカンパニーズ株式会社は、生成AI利用の需要拡大に対応するため、スーパーマイクロ株式会社、エヌビディア合同会社との提携により、GPU特化型のコンテナデータセンターソリューションの販売を開始し、一流のAI用インフラ向け解決策を提供します。高性能GPU「NVIDIA H100」を搭載し、スーパーマイクロから技術提供を受ける等、様々な特徴を有します。これにより、柔軟な設備運用と更新が可能で、新製品の迅速な導入が可能になり、また、コンテナ型であるため、建設期間や設置面積を大幅に削減できます。さらに、サーバー冷却装置に水冷式を導入することで、グリーンコンピューティングにも対応します。

この記事の要約

  • ピクセルカンパニーズがスーパーマイクロとエヌビディアと提携し、GPU特化型コンテナデータセンターの販売を開始。
  • 新製品導入の容易さ、短縮された建設期間と設置面積、柔軟な設備運用と更新が可能。
  • 発熱量が大きいGPUに対し、水冷式冷却装置を導入し、使用電力を15~20%削減し、計算リソースに使用できる電力を38%増加。

ピクセルカンパニーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:吉田弘明、以下「ピクセルカンパニーズ」)は、生成AI利用への需要拡大に対応するため、GPUに特化したコンテナ型データセンターソリューションの販売を本日開始しました。データセンター事業でパートナーシップを組むスーパーマイクロ株式会社、エヌビディア合同会社との協業を通じ、企業や大学・研究機関など幅広いユーザー向けに展開します。販売当初の仕様では、世界トップクラスの高性能GPU「NVIDIA H100」を搭載する計画です。

当社のコンテナ型データセンターソリューションは、AI向けサーバー製造で豊富な知見を持つスーパーマイクロから技術提供を受け設計しており、GPUラック、冷却装置、発電装置をコンテナの規格に合わせて個別に製作し、現地で組み上げる工法を採用しています。このため柔軟な設備運用と更新が可能で、GPUの開発サイクルが加速度的に進む中でも、常に新しい製品を導入しやすい点に強みがあります。

また、建物型のデータセンターを建設する場合、通常4~5年の工期を要するのに対し、コンテナ型では全体工期を半年程度に短縮可能です。最小でコンテナ5台と冷却塔など必要設備を置ける広さがあれば設置可能で、用地確保も容易です。

一方、環境負荷を抑えたグリーンコンピューティングの観点から、サーバー冷却装置には水冷式を導入しています。GPUはCPUと比較して発熱量が大きく、一般的な空冷式では冷却効率および電気使用量に課題があります。当社のコンテナ型データセンターソリューションは、冷却水を循環利用することで、空冷式と比べ使用電力を15~20%削減、計算リソースに使用できる電力を38%増加させています。

当社は現在、経済産業省の補助金を受け福島県大熊町にコンテナ型データセンターの建設を進めており、2024年中の稼働開始を予定しています。今回発表したソリューションは、同データセンターの建設を通じ培ったノウハウをパッケージ化して提供するもので、今後、日本全国にデータセンターを配置していく構想です。お客様が生成AIを利用しやすい環境を整備することで、イノベーションを促進し競争力を向上できるよう支援していきます。

コンテナ型データソリューションの詳しい仕様については、別添資料をご参照ください。本ソリューションの紹介ページは後日公開予定です。ピクセルカンパニーズ コーポレートサイト( https://pixel-cz.co.jp/ )にてお知らせいたします。

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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