AI/IoTに最適化された5G通信対応USBドングル開発開始、株式会社ネクスが信頼性と効率を追求した製品提供へ
5G通信陣容のAI/IoT向けUSBドングル開発、株式会社ネクスが手がける
株式会社ネクスが5Gの通信規格「5G RedCap（Reduced Capability）」に対応したUSBドングル型データ端末の開発を開始しました。この製品は、5G通信の特徴である多数の端末との同時接続と低遅延を活かしながら、通信速度はLTE級に抑えることで消費電力やコストを抑えています。これにより、既存のLTEから5Gに移行する際のハードルを大幅に下げている事が特徴です。
この記事の要約
- ネクスグループの子会社、株式会社ネクスが5G対応のUSBドングル型データ端末の開発を開始した。
- 5G通信の特徴である「低遅延」と「多数端末との接続」を活かしつつ、通信速度をLTEレベルに抑えることでコストや消費電力を下げている。
- 製品のリリースにより、LTEから5Gに移行する際のハードルが大幅に低下する.
株式会社ネクスグループの連結子会社である株式会社ネクス（代表取締役社長：大内 英史 以下「ネクス」）は、５ＧベースのAI/IoT向け通信規格「5G RedCap（Reduced Capability）」に対応したUSBドングル型データ端末の開発に着手いたしました。
当製品は、５Ｇの特徴である「低遅延」「多数端末との接続」の特徴をそのままに、通信速度をLTEのCat.4レベル（下り150Mbps程度）に機能を抑え、コストやサイズ、消費電力の低減が可能となる「5G RedCap」に対応することでLTEから５Gへのリプレースを容易にいたします。また、５Gで得られるネットワークスライシングや低遅延などの機能と組み合わせることによって、センサーネットワーク、AMR（自動搬送ロボット）を含むAIロボットソリューション、AIカメラ、ドローン、サイネージ、ウェアラブルカメラなど、これまでLTEでは不十分であったユースケースでもご利用いただけます。
【5G RedCap USBドングル開発と今後の展望について】
これまで５Gの製品は、ギガビットの大容量通信に対応するため消費電力が高く、発熱の課題や多くのアンテナを搭載する必要があり、小型化が難しく、高額な製品となっておりました。
また従来IoTの用途では、中低速のニーズが多く、LTEを選択されている状況が、５Gが浸透しない一つの原因となっております。
当社では、これまでLTEのUSBドングルで得られたニーズにマッチした製品となっており、かつ今後求められるであろう、Dual SIMやルーター機能をコンパクトな筐体に搭載した5G RedCap USBドングルを開発することで、５GのIoT利用に貢献し、５G/ローカル５Gだけでなく、sXGPやプラベートLTEの分野でもご利用いただける端末の提案と提供を行ってまいります。
【5G RedCap USBドングルの主な特徴】
・ 最新の Qualcomm® Snapdragon™X35 を搭載し、5G 3GPP Release17 に対応
・ 国際ローミング対応（CE,FCC,UKCA 認証取得）
・ ２モード（ルーター、モデム）に対応
・ オートインストール機能搭載（ドライバ、設定ユーティリティ）
・ Dual SIM対応
・ 通信速度、5G NR SA: 223Mbps(DL) / 123Mbps(UL)
LTE:200Mbps(DL:256QAM) / 105Mbps(UL:64QAM) を実現 ※1
※1. 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。
ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、接続先のネットワークの仕様、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。
※2. 開発中につき、発売時に仕様やデザインを変更する可能性があります。
※3. Qualcomm 及び Snapdragon は Qualcomm Incorporated の商標または登録商標です。Snapdragon はQualcomm Technologies, Inc.またはその子会社の製品です。
※4. その他記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。
【会社概要】
会社名 ：株式会社ネクス
花巻本社：岩手県花巻市椚ノ目第2地割32番地1
東京本社：東京都港区南青山5-13-3 KDX南青山ビル3F
設立 ：2015年４月
代表者 ：代表取締役社長 大内 英史
事業内容：各種無線方式を適用した通信機器の開発、販売
上記にかかわるシステムソリューション提供及び保守サービス
ホームページ：https://www.ncxx.co.jp/
以 上
