株式会社SHIFT、独自のAI技術を駆使した「モダナイゼーションサービス」提供開始 – ブラックボックス化したレガシーシステムの可視化による品質・生産性の向上とユーザー体験の充実化へ
SHIFTが独自AI活用「モダナイゼーションサービス」開始、レガシーシステムを最適化
株式会社SHIFTが、独自開発のAI技術を活用した「モダナイゼーションサービス」の提供を開始することを発表しました。ブラックボックス化したレガシーシステムの仕様を可視化する、新しいサービスは、生成AIによるマイグレーション支援技術「AIドキュメントリバース」を活用しています。その結果、レガシーシステムの品質や生産性の課題を洗い出し効率的なモダナイゼーションをサポートすることが可能になりました。さらに、UIの改善やビジネスロジックの段階的刷新も可能となり、事業活動に与える影響を最小化しつつ生産性を向上させることができます。これらのサービスは、DXの進展やデジタル技術の急速な変化に伴う企業の課題解決を目指します。
この記事の要約
- 株式会社SHIFTが独自開発のAI技術を活用した「モダナイゼーションサービス」の提供を開始。
- 生成AIによるマイグレーション支援技術「AIドキュメントリバース」を活用し、レガシーシステムの問題点を洗い出す。
- UIの刷新やビジネスロジックの段階的改新により、事業活動への影響を最小化しつつ生産性向上を図る。
お客様の売れるソフトウェアサービス/製品づくりを支援する株式会社SHIFT(本社:東京都港区、代表取締役社長:丹下 大、プライム市場:3697、以下SHIFT)は、SHIFT独自の品質保証やマイグレーション、UI/UXのナレッジを集結させた新たなサービス「モダナイゼーションサービス」の提供を開始します。
SHIFTが独自で開発した、生成AIによるマイグレーション支援技術「AIドキュメントリバース」を活用し、ブラックボックス化したレガシーシステムの仕様を可視化することで、レガシーシステムの品質や生産性の課題を洗い出し、限られたリソース・コストでも効率的なモダナイゼーションの実現をサポートします。また、ユーザー体験・ROI向上を意識したUI設計や、 UI・ビジネスロジックの段階的刷新を可能とするストラングラーパターンのアプローチを取ることによって、事業活動に与える影響を最小限に抑えながら、オペレーショナル・エクセレンスによる生産性向上を図ることができます。
<背景>
DXの進展やデジタル技術の急速な変化により、複雑化するITシステムへの対処が企業の課題となっています。特に、大規模基幹システムを運用するエンタープライズ企業においては、システムの複雑化に加えて技術的負債が顕在化し、ブラックボックス化による運用コストの増大や開発・運用人員の不足、データ収集・分析の困難化、セキュリティリスクの増大などの課題が指摘されています。経済産業省は、これらの課題を克服できない場合、2025年以降年間最大12兆円の経済損失が生じる可能性があると試算しており(*)、このような状況を「2025年の崖」と表現し問題提起をしてきました。
SHIFTは、これまで多様な業界のお客様に対し基幹システムのマイグレーション支援を行うとともに、システムの安全性・信頼性を担保する品質保証支援、UI/UX刷新による生産性向上支援、システムの安定運用を支えるインフラ構築支援などを通じてエンタープライズ領域をはじめとするお客様のDX推進に貢献してきました。これらの豊富な実績と技術的知見を活かし、お客様の生産性向上と業務効率化を一層サポートし、迫り来る「2025年の崖」の克服に向けたより積極的なアクションを取るべく、レガシーシステムの分析から、事業活動に与える影響を最小限に抑えた安全な刷新、安定した運用までを一貫してサポートする革新的な「モダナイゼーションサービス」の提供を開始しました。
(*)経済産業省「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」(2018年9月発表)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
<オペレーショナル・エクセレンスを実現するSHIFTの「モダナイゼーションサービス」>
モダナイゼーションサービスは、SHIFT独自の品質保証やマイグレーション、UI/UXのナレッジを集結させた新たなサービスです。事業活動に与える影響を最小限に抑えながら、レガシーシステムのUI/UX・ビジネスロジックの刷新を行うことで、オペレーショナル・エクセレンスによる生産性向上を実現します。
オープン系ソースやUI/UX、DevOpsのスペシャリストに加え、エンタープライズ領域の基幹システムの仕様やレガシー言語に精通した人材など、SHIFTグループに在籍する各領域の専門家を集結させ、グループ横断でのプロジェクト体制で、安心かつ効果的なモダナイゼーションと、お客様が自社システムを自律的に運用できる体制づくりをサポートします。
■ブラックボックス化したレガシーシステムの仕様や品質・生産性の課題をAIドキュメントリバースの活用により可視化
開発保守人員の不足、開発ドキュメントの欠落などによりブラックボックス化したレガシーシステムの仕様を、AIドキュメントリバースにより可視化します。人力による分析作業での課題であった精度や網羅性の低さ、ノウハウの属人化といった課題を解消し、限られたリソース・コストでも精度の高い分析を実現します。
・「AIドキュメントリバース」サービス紹介ページ
https://service.shiftinc.jp/dx/ai-reverse-engineering/
■ユーザー体験・ROI向上を意識したUI設計によりオペレーショナル・エクセレンスを実現
エンタープライズ企業の基幹システムは、数千~数万人単位という多数の利用人数を見込み、システムライフサイクルが10年以上と利用期間が長期間に渡り、利用頻度が高いという特徴があります。一方で、これまで機能設計のみが意識され、ユーザー体験向上につながる情報設計や機能設計が行われていないケースも多く、オペレーションの冗長化が課題となるケースが散見されます。
モダナイゼーションサービスでは、レガシーシステムに対し、SHIFT独自の「DXデザイン診断」を実施し、ユーザー体験・ROI向上を意識したUI設計を行うことで、オペレーション構造全体を短縮し、オペレーショナル・エクセレンスの実現をサポートします。
■ストラングラーパターンによりUI・ビジネスロジックの分離と段階的刷新が可能となり、事業活動への影響が最小限に
ストラングラーパターンのアプローチをとることで、UIとビジネスロジックが混在したレガシープラグラムから、それぞれを分離し、フロントレイヤーとバックレイヤーの段階的リファクタリングやマイクロサービス化を進めます。これにより、アプリケーションの高い柔軟性・拡張性の早期実現が可能となることに加え、事業活動に与える影響を最小限に抑えた安全なモダナイゼーションを実現します。
■クラウドネイティブなインフラ構築技術を活用し運用コストを低減
クラウドネイティブなインフラ構築技術を活用することで、機敏性が高く、コスト効率がよいインフラ環境を構築し、新システムに最適化したリソース配分を行います。また、 Infrastructure as Code (IaC)の手法にもとづき、コードを自動生成する機能を有したSHIFT標準パラメータシートを使用し構築することで、クラウド構築作業期間を短縮します。
・サービス紹介ページ
https://service.shiftinc.jp/dx/modernization/
・サービスに関するお問い合わせ先
https://service.shiftinc.jp/contact/
今後も、SHIFTはレガシーシステムのマイグレーションやモダナイゼーション、DX支援を通じてお客様の生産性向上と企業競争力強化をサポートし、レガシーシステムが生む経済的損失「2025年の崖」の克服を目指したアクションを継続していきます。
<株式会社SHIFT 概要>
SHIFTは、金融機関などのエンタープライズ領域におけるミッションクリティカルな基幹システムから、ECサイト、スマートフォン向けのアプリ・ゲーム検証まで幅広い分野のお客様に対するテスト・品質保証サービスで事業基盤をつくり成長を続けてまいりました。現在は、「無駄をなくしたスマートな社会の実現」を目指し、ビジネスの構築からシステ厶の企画、開発、運用、セキュリティやマーケティング領域、さらにはDX推進まで、お客様のITにまつわるあらゆるビジネス課題の解決をご支援しています。
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名称:株式会社SHIFT
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代表:代表取締役社長 丹下 大
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住所:東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー
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URL:コーポレートサイト https://www.shiftinc.jp/ サービスサイト https://service.shiftinc.jp/