エイシング、半導体製造装置内レーザーの寿命予測を可能にするAIアプリケーションを開発

エイシング、半導体製造装置内レーザーの寿命予測を可能にするAIアプリケーションを開発

新AIアプリケーションで半導体製造装置のレーザー寿命予測可能に

エイシングは、半導体製造装置内の位置決め用レーザーの寿命を予測するAIアプリケーションを開発しました。この開発は、製造業のお客様からレーザー寿命の予測が必要であるという課題提起を受けたことから着手されました。本アプリケーションは半導体製造装置に限らず、様々な装置のレーザーに展開可能です。現在は特許出願中であり、まずはアルファ版としてリリースされます。

この記事の要約

  • エイシングが半導体製造装置内のレーザーの寿命予測AIアプリケーションを開発した。
  • 開発着手は製造業からの課題提起を受け、半導体製造装置以外にも展開可能。
  • 現在は特許出願中であり、アルファ版がリリースされる予定。

エッジAIを開発・提供する株式会社エイシング(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:出澤 純一)は、レーザー光 源の個体差に対応した寿命予測アプリ『レーザー光源寿命予測AIアプリケーションver1.0.0』を開発し、リリースい たします。

■ AI寿命予測アプリケーションの開発経緯

製造業のお客様のペインをAIで解決する方法を日々模索する中で、半導体製造装置内の位置決め用レーザー

の光源寿命を予測したいという課題をいただき、本アプリケーションの開発に取り組みました。

また本アプリケーションは、半導体製造装置に限らず、各種装置に搭載されている位置決め用レーザーにも展開

可能です。まずは本アプリケーションを評価いただくために、アルファ版としてリリースをさせていただきます。

※本技術は現在特許出願中となっております。

■ AI寿命予測アプリケーションの特徴

以下3点を特徴としたアプリケーションとなっております。

・寿命が一目で分かる

・1種類の時系列データで予測可能

・装置内のPC(IPC)にインストールして即利用可能

■従来の寿命予測手法との比較

従来の線形回帰による推定方法では、予測精度が低く予期せぬブレイクダウンが発生する可能性がありました。 本アプリケーションでは、弊社の独自アルゴリズムを用い、光源の個体差に応じた寿命予測をおこなうことで、よ り理想的なCBM(condition based maintenance)を実現可能です。

■「TECHNO-FRONTIER 2024」で初公開

7月24日から東京ビッグサイトで開催された「TECHNO-FRONTIER 2024」において、初公開いたしました。位置決めレーザーの寿命予測はもちろん、こんな部品の寿命が推定できればメリットがありそうなど、興味をお持ちの方は是非エイシングHPからお問合せください。

■ TECHNO-FRONTIER 2024

リアル展示会 会期 : 2024年7月24日(水)~7月26日(金)10:00~17:00

オンライン展示会 会期 : 2024年8月1日(木)10:00~8月30日(金)17:00

会場 : 東京ビッグサイト 東展示棟 / オンライン

公式サイト :https://www.jma.or.jp/tf/

株式会社エイシング

長年にわたる機械制御とAIに関する研究成果を基に2016年12月に設立。2021年10月「CEATEC AWARD 2021」にて部門賞グランプリを受賞。2018年8月「大学発ベンチャー表彰2018~Award for Academic Startups~」における、経済産業大臣賞を受賞。2018年3月「起業家万博」にて総務大臣賞、2017年2月株式会社日本総合研究所主催「未来2017」最終選考会​にて日本総研賞など、数多くのベンチャーアワードを受賞。

代表取締役CEO:出澤 純一

所在地:東京都港区赤坂6丁目19番45号赤坂メルクビル1F

設立:2016年12月8日

資本金:1億円

コーポレートサイト:https://aising.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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