Sansan、契約データベース「Contract One」に新機能「企業別契約ツリー」実装 – 過去契約を含めた取引履歴の総合的な把握が可能に

Sansan、契約データベース「Contract One」に新機能「企業別契約ツリー」実装 – 過去契約を含めた取引履歴の総合的な把握が可能に

Sansan、契約データベース「Contract One」に取引履歴把握の新機能「企業別契約ツリー」を実装

サービスを提供するSansanが、契約データベース「Contract One」に「企業別契約ツリー」の提供を開始。企業ごとに契約情報を一覧化することで、全社の取引履歴を網羅的に確認することが可能となる新機能です。Sansanのデータ統合技術を活用し、社名変更があった場合でも同一企業と認識・統合できるほか、蓄積された契約情報から関連する契約データをひも付ける契約ツリー機能も組み込んだ。「Contract One」は、契約情報の一元管理を可能にするとともに、法務部門だけでなく、事業部門も含めた全社で契約を活用できる機能を提供、企業のリスク管理と生産性向上を後押ししている。

この記事の要約

  • Sansanは、契約データベース「Contract One」に「企業別契約ツリー」の提供を開始した。
  • 新機能は企業ごとに契約情報を一覧化し、全社の取引履歴を網羅的に確認することができる。
  • Sansanのデータ統合技術を活用し、契約情報から関連データをひも付ける契約ツリー機能も組み込まれている。

働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社は、契約データベース「Contract One(コントラクトワン)」において、新機能「企業別契約ツリー」の提供を開始したことを発表します。

営業などの事業部門では、商談前の情報収集において相手企業とのこれまでの契約・取引履歴の確認が頻繁に発生します。しかし、社内の担当者へのヒアリングに時間を要するほか、社名変更や、自社内で担当変更があると正確に情報収集できないことが課題となっています。
今回提供する「企業別契約ツリー」は、企業ごとに契約情報を一覧化することで、全社の取引履歴を網羅的に確認できる新機能です。Sansan独自のデータ統合技術を活用し、社名変更があった場合でも同一企業として認識・統合できるほか、蓄積された契約情報から関連する契約データをひも付ける「契約ツリー」機能(※1)も組み込んでおり、取引先ごとに整理された状態で契約を確認できます。

■機能実装の背景
契約データベース「Contract One」は、契約情報の一元管理を可能にするとともに、法務部門だけでなく、事業部門も含めた全社で契約を活用できる機能を提供することで、企業のリスク管理と生産性向上を後押ししています。
営業などの事業部門では、商談前の情報収集の一環で、過去の取引履歴を確認することがあります。特定の企業に対して、複数の部門や担当者が別々に取引を行っている場合には、各担当者を特定し個別にヒアリングするなど、網羅的に情報を把握するために手間がかかっています。さらに取引先の社名変更や、自社の担当変更があると、履歴が追えなくなるといった課題がありました。

Contract Oneはこれらの課題を解決すべく、あらゆる取引で締結される契約情報を一覧化できる新機能「企業別契約ツリー」を実装しました。本機能では、営業DXサービス「Sansan」にも使われている独自のデータ統合技術と、2023年6月にグループ会社化した株式会社言語理解研究所が約40年間積み上げてきた自然言語処理の研究成果を活用しています。

■新機能の概要
「企業別契約ツリー」は、企業ごとに契約を一覧化できる新機能です。営業DXサービス「Sansan」で培った独自のデータ統合技術を活用することで、過去に社名変更があった場合でも、同一企業として認識・統合できるため、過去契約を含め網羅的に取引履歴を確認することが可能です。

また、企業間の取引においては「基本契約」や「個別契約」など一つの案件で複数の契約書が締結されることが一般的です。本機能では、既に実装されている「契約ツリー」機能を活用し、「基本契約」を親契約、「個別契約書」や「秘密保持契約書」などを子契約として自動で判別してひも付け、関連性を整理した状態で表示します。そのため、長年取引がある企業で大量の過去契約が存在する場合でも、取引ごとに整理した状態で確認し、企業間の取引履歴を容易に把握できます。

※1:Sansan株式会社「契約データベース『Contract One』に2つの新機能。AIと言語理解研究の技術により、俯瞰的な契約管理を実現」(2024年3月25日発表)
https://jp.corp-sansan.com/news/2024/0325.html

(以上)

■現場の習慣を変える、契約データベース「Contract One」
Contract One (コントラクトワン) は、Sansan株式会社が提供する契約データベースです。当社が長年培ってきた独自の技術で、紙や電子などあらゆる契約書をデータ化。契約の有効性や契約同士の複雑な関係を、誰でも正確かつ俯瞰して捉えられる契約データベースを構築します。また、生成AIを活用した機能によって、管理部門だけでなく事業部門も日常的に契約データを活用できる環境を整備。契約に対する意識を変え、習慣を変えることで、リスク管理と生産性向上を実現し、事業を加速させます。
https://contract-one.com/

■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるDXサービスを提供しています。主なサービスとして、営業DXサービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、インボイス管理サービス「Bill One」、契約データベース「Contract One」を国内外で提供しています。

設立:2007年6月11日
URL:https://jp.corp-sansan.com
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F
資本金:67億74百万円(2024年5月31日時点)
事業内容:働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売
Sansan   https://jp.sansan.com
Eight       https://8card.net
Bill One  https://bill-one.com
Contract One https://contract-one.com


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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