千葉工業大学「CIT Brains」、ロボカップ2024で輝ける二冠達成とベストヒューマノイド2位入賞! – 圧倒的技術力を世界に示す

千葉工業大学「CIT Brains」、ロボカップ2024で輝ける二冠達成とベストヒューマノイド2位入賞! – 圧倒的技術力を世界に示す

千葉工業大学のチーム、「ロボカップ2024」で二冠達成とベストヒューマノイド2位入賞!

千葉工業大学チーム「CIT Brains」が2024年開催の世界大会「ロボカップ2024」で見事二冠を達成し、ベストヒューマノイド部門でも2位入賞を果たした。この世界大会は自立型ロボットによるサッカー競技で、CIT Brainsチームは「サッカー4on4」部門及び参加チーム全てが対戦となる「ドロップインゲーム」の2階級で優勝。同チームは未来ロボティクス学科を主体にチームが組織されており、2006年の結成以来、毎年の世界大会に挑戦しつづけている。

この記事の要約

  • CIT Brainsチームが自立型ロボットによるサッカーの世界大会「ロボカップ2024」で二冠達成&ベストヒューマノイドで2位入賞。
  • ロボカップは、2050年までにW杯チャンピオンに勝つ自立型ヒューマノイドロボットを作るという目標を掲げて開催されている。
  • 千葉工業大学のCIT Brainsチームは未来ロボティクス学科を主体として組織され、2006年結成以来、毎年ロボカップに挑戦しており、過去にも複数の成果を収めている。

現地で大会へ挑んだCIT Brainsのメンバー

2024年7月15日(月)から21日(日)にかけてオランダ・アイントホーフェンで開催された自立型ロボットによるサッカーの世界大会「ロボカップ2024」において、本学チーム「CIT Brains」がヒューマノイド・キッドサイズリーグ「サッカー4on4」で見事、優勝を果たしました。また、チーム同士が合同で戦って得点を競う「ドロップインゲーム」でも優勝し、さらにベストヒューマノイドにおいても2位という好成績を収め、千葉工業大学の高い技術力を改めて世界に示しました。

 

大会の概要と歴史

ロボカップは、「2050年までにサッカーW杯チャンピオンに勝つ自律型のヒューマノイドロボットを作る」という目標を掲げて1992年に国際委員会がスタートしました。第1回世界大会は1997年に名古屋市で開催されて以降、コロナ禍の影響でオンライン開催となった2021年と2022年のバーチャル大会を除いて、毎年世界各地でロボットの実機を使って開催されています。

 

CIT Brainsの紹介と実績

本学の「CIT Brains」は、未来ロボティクス学科を主体に有志で組織しているヒューマノイドロボット開発チームです。2006年のチーム結成以来、未来ロボティクス学科の林原靖男教授の指導の下、毎年ロボカップに挑戦しています。これまでの主な戦績としては、2014年ブラジル、2015年中国、2021年と2022年のバーチャル大会、2022年タイでの各大会でサッカー・キッドサイズ部門で優勝を果たしています。また、2014年には、サッカーゲームとテクニカルチャレンジで優勝し、「ベストヒューマノイド」に選ばれ「ルイ・ヴィトン・ヒューマノイド・カップ」を獲得し、完全優勝を成し遂げました。さらに、16年、17年、19年には同部門で3位入賞、昨年は2位という輝かしい実績を誇っています。一方、オンラインで行われた2021年6月の大会では、ロボットのソフトウエアの優秀さを競うヒューマノイドリーグ・ベストロボットモデル賞部門で2位に入賞しました。

 

2024年大会の成果

今回のヒューマノイド・キッドサイズ部門には12か国から15チームが参加しました。本学のCIT Brainsは「4on4」で、決勝戦でハリファ大学(アラブ首長国連邦)と対戦し、激戦が繰り広げられた延長戦の末、3-2で勝利しました。また、「ドロップイン」では2位のチームに3倍以上のポイントを獲得し、圧勝しました。

ロボカップは、自分で考えて動く自律移動型ロボットによる競技会です。ロボット工学の発展や科学立国を支える人材の育成などを目的として、「2050年までにサッカーの世界チャンピオンチームに勝てる自律型ロボットチームを作る」ことをテーマに1997年以来毎年開催されています。そのため、ロボットの設計図は無償で公開され、各国チームが切磋琢磨しています。

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参加メンバー

未来ロボティクス専攻 2年

・久保寺真仁  ハードウェア(機械,制御回路)担当

・井上 叡    歩行制御・システム担当

・野口 貴    歩行パラメータ・システム担当

・横尾 陸    認識,システム担当

・林原靖男    未来ロボティクス学科教授

 

 


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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