博報堂DYグループ、AI活用の統合市場調査ソリューション「Diwa AI」を設立

博報堂DYグループ、AI活用の統合市場調査ソリューション「Diwa AI」を設立

博報堂DYグループ、新市場調査ソリューション「Diwa AI」を設立

株式会社博報堂DYホールディングス傘下のVentures of Creativity株式会社は、AIを活用し定量・定性調査を自動化する新たな市場調査ソリューション「Diwa AI Pte. Ltd.」を設立しました。このソリューションは、広範囲な市場調査を効率的に行い、企業が新商品や新サービスを開発する際のデータ分析を迅速に支援することを目指します。特に、AIを活用して定量インタビューを自動化し、構造化データの収集や深掘り質問を行い、リアルタイムでのデータ分析を可能にします。これにより企業は、より迅速でコスト効率の高い意思決定が実現できます。新会社はアセアンと日本で事業展開を行い、シード投資も行う予定です。

この記事の要約

  • 博報堂DYグループがAIを使った市場調査ソリューション「Diwa AI」を設立
  • 定量・定性調査を一体化し、迅速なデータ分析を提供
  • アセアンと日本での事業展開とシード投資を計画中

株式会社博報堂DYホールディングス(東京都港区、代表取締役社⻑:水島正幸)傘下の特別目的子会社、Ventures of Creativity株式会社(以下、VoC社)は、AI技術を用いて、定量・定性調査を行い、分析までを自動化する統合型市場調査ソフトウェア及びソリューションの提供を行う「Diwa AI Pte. Ltd.」(以下Diwa AI)を設立いたしました。

企業は新商品や新サービスを検討する際、市場調査から得られる分析結果を有効な示唆として活用しています。市場調査は、広範囲をカバーして受容度などを数値で確認できる定量調査と、グループインタビュー等で深い洞察を得る事ができる定性調査の2分類に大きく分かれており、調査の目的や予算によって手法が選ばれますが、定量・定性両側面からの総合的な分析ニーズが高くコストや時間に大きなハードルがあります。

Diwa AIは、これらの市場調査における課題を解決するため、定量・定性調査を一つの効率的なプロセスに統合し、インタビュー実施から分析・示唆の提示までを一気通貫でスピーディに行うソリューションを提供していきます。大規模な定量インタビューにAIを活用して自動で実施し、構造化されたデータを収集すると同時にAIが定性的な示唆を導くための深掘り質問を併せて実行。得られたデータをリアルタイムで分析し、総合的かつタイムリーなレポーティングを実現します。Diwa AIのソリューションを利用することで、より時間効率・費用効率よく、データドリブンで迅速な意思決定の実現を支援していきます。

Diwa AIは2023年度に始まった博報堂DYグループのグローバル社内ベンチャープログラム「Ventures of Creativity」による初年度のビジネスコンテストで選出されたビジネスプランです。起案者の一人であるエンゾ・ヴィラブローサはIDEASXMACHINA(フィリピン所在、博報堂DYグループ会社)出身で、もう一人のパートナー起案者とVoC社と共同出資の上、同社を設立し、アセアンと日本にて事業展開します。VoC 社は、本年度内に38万米ドル規模のシード投資も行い、同社の成長をサポートしてまいります。

<新会社概要>

社名:Diwa AI Pte. Ltd. 

設立:2024年11月11日

経営体制:ホセ・ロレンゾ・ヴァリスノ・ヴィラブローサ(CEO)、レイ・クリストファー・ダゾ・リー(CTO)

事業内容:AIインタビューツールSaaSおよび市場調査ソリューションの提供

 URL: https://www.diwa.ai

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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