Thinkerが「ロボット大賞」受賞記念セミナーを開催し未来を語る

Thinkerが「ロボット大賞」受賞記念セミナーを開催し未来を語る

Thinkerがロボット大賞受賞を祝う特別セミナーを開催

株式会社Thinkerは、近接覚センサーTK-01が第11回ロボット大賞で優秀賞を受賞したことを記念し、特別セミナーを開催します。人手不足が影響する製造業界において、協働ロボットハンドの導入が求められており、これには自律性と対応力が必要です。セミナーでは、近接覚センサーの研究を10年続ける小山佳祐が登壇し、ロボットハンドの未来について語ります。参加者は、これまでの開発背景と今後の進化についての貴重な知見を得ることができます。

この記事の要約

  • Thinkerがロボット大賞受賞を記念したセミナーを開催
  • 近接覚センサーの重要性とロボットハンドの進化を紹介
  • 講師は大阪大学の小山佳祐氏が務める

“指先で考えるロボットハンド”で製造現場の革新に取り組む株式会社Thinker(読み:シンカー、本社:大阪府大阪市、代表取締役兼CEO:藤本弘道、以下Thinker)は、近接覚センサーTK-01※1が第11回ロボット大賞※2で優秀賞(要素技術部門)を受賞したことを記念して、特別セミナーを開催いたします。

人手不足が深刻化する日本の製造現場では、協働できるロボットハンドの導入が急務とされています。そして、そのためにはロボットハンドに自律性と対応力をもたせる必要があり、近接覚センサーはその鍵をにぎる技術でもあります。このセミナーでは、そんな近接覚センサーの研究に10年にわたって取り組んできた大阪大学基礎工学研究科システム創成専攻助教であり、Thinker取締役の小山佳祐が登壇し、開発の裏側だけでなく、自身が思い描くロボットハンドの未来についても語ります。テーマは『ロボットハンドの進化を加速させる近接覚センサー 〜これまでとこれから〜』。ぜひ、ご参加ください。

■開催概要

ロボット大賞受賞記念セミナー

『ロボットハンドの進化を加速させる近接覚センサー 〜これまでとこれから〜』

日時:2024年11月20日(水)14:00~15:00

配信方法:Zoom 

参加料:無料

登壇者:株式会社Thinker取締役 小山佳祐(大阪大学基礎工学研究科システム創成専攻 助教)

※Zoomでの開催となりますので、画像・音声オフでお気軽にご参加いただけます。

申込方法: 下記URLよりお願いいたします。

https://events.zoom.us/ev/Aly6KbUGkYTurCtGwrOPKvcHT-4Vt8zyo7NVb9nwvCzWZcKp8nxl~Ar6uFympIRFSHSARheANSH4AHk_RmE0Vuewx07Mpndin8u6_K25i6Cb3rA

(参加チケットが届かない場合はお手数ですがsales[at]thinker-robotics.co.jpへご連絡をお願いいたします。) 

※[at]を@に変えてご入力ください。

小山佳祐プロフィール

1989年、和歌山生まれ、育ち。和歌山工業高等専門学校機械工学科を卒業後に、電気通信大学電気通信学部知能機械工学科に編入学。同大学院情報理工学研究科知能機械工学専攻の修士課程修了、同専攻にて博士(工学)を取得。2017年から2019年の間、東京大学大学院情報理工学系研究科特任助教。2019年10月から大阪大学大学院基礎工学研究科助教、現在に至る。自身の学術研究の更なる“深化”と、現場のロボットの“進化”の両立を実現するために、株式会社Thinkerを藤本氏らと共同で設立。研究分野は、センサー、アクチュエータ、ロボットハンドなどのハードウェア開発から、高速ロボット制御、機械学習、パラメータ最適化など多岐にわたる。

※1:近接覚センサーTK-01シリーズ〈第11回ロボット大賞 優秀賞(要素技術部門)受賞〉

Thinkerが独自に開発した、カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサーです。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができます。また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されています。2023年8月の量産サンプル提供開始以来、実に800社を超える引き合いをいただいております。現在は60社を超えるパートナー企業とともに実証評価に取り組んでいるほか、一部の企業では量産工程における試験導入も始まっており、実装への準備が進んでいます。

○近接覚センサーTK-01の紹介動画(YouTube):

https://youtu.be/9ngE1IxFgHw 

〇動く対象物をセンシングすることで把持部が追従する動画(YouTube):

https://www.youtube.com/watch?v=MtwL4D1kWuU

ロボットハンド Think Hand F(開発中)

当社が独自に開発した「ばら積みを“まさぐりながら”掴む」を実現する新しいロボットハンド。これまでカメラでの画像認識など、高額になりやすいシステムを必要としてきたモノのピッキングを、柔軟な関節と、3次元の変位計測が可能な近接覚センサーを組み合わせることで、カメラだけに頼らず対象物の形に合わせてつまみ上げることを可能にし、自動化システムのトータルコスト低減にも貢献します。

※2:ロボット大賞

日本のロボット技術の発展やロボットの活用の拡大などを促すべく、特に優れたロボットや部品、ソフトウェア、それらの先進的な活用、研究開発、人材育成の取り組みなどを顕彰する制度で、経済産業省、一般社団法人 日本機械工業連合会、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省が共催している。第11回ロボット大賞でThinkerの近接覚センサーTK-01が優秀賞(要素技術部門)を受賞。

https://www.robotaward.jp/about/index.html

■会社概要

名称  : 株式会社Thinker

住所  : 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1−3 大阪センタービル6F-188 

代表者 : 代表取締役兼CEO 藤本 弘道

設立  : 2022年8月

企業説明: 大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教(当社取締役)が開発した「近接覚センサー」の販売および、同製品を活用したソリューション提案を行っています。その場、その場に応じて、自分で判断する“思考力”をロボットに持たせることで、ヒトと一緒に働く協働ロボットの世界に革新を起こします。

URL : https://www.thinker-robotics.co.jp/

備考  : 社名のThinkerには「考え抜く集団」「考えるロボット」「ロボットの進化(シンカ)を加速させる」といった思いを込めています。

■関連リンク

・「手先のイノベーション」を起こせ、産業用ロボットの可能性開く赤外線型の近接覚センサー

(MONOist 2023年10月19日)

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2310/05/news002.html

・“指先で考えてつかむ”次世代型ロボットハンド開発に着手

(PRTIMES 2023年7月31日)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000106143.html

・動作時の死角を補う第六感センサー、独自のハードとAIで透明物体も逃さない

(日経クロステック 2022年9月13日)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02183/00002/

・ロボットの視覚・触覚を補う“第六感”、阪大小山助教が開発「近接覚センサー」

(日経クロステック 2022年2月28日)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nmc/18/00011/00158/

・小山佳祐公式サイト

https://kk-hs-sa.website/

■株式会社Thinkerへのお問い合わせ

お問い合わせページ:https://www.thinker-robotics.co.jp/contact/

Eメール:info-web[at]thinker-robotics.co.jp

※[at]を@に変えてご入力ください。

件名に貴社名、本文にご担当者情報[(1)法人名、(2)部署、(3)氏名、(4)メールアドレス、(5)企業URL]とお問い合わせ内容をご記入のうえ、送信ください。

公式ウェブサイト:https://www.thinker-robotics.co.jp/ 

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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