株式会社ハイヤールー、新機能でコーディング試験の不審度をAIが可視化

株式会社ハイヤールー、新機能でコーディング試験の不審度をAIが可視化

株式会社ハイヤールーがAIによる不審度可視化機能を発表

株式会社ハイヤールーは、新機能としてコーディング試験中に候補者の不審な行動をAIが検知し、「不審度」として可視化するサービスをリリースしました。これにより、エンジニア採用でのミスマッチを防ぎ、企業の教育コストや損失を軽減することが期待されます。また、同社はこの技術について特許を出願中で、急速にIT人材が不足する中、優秀な人材を確保するための重要な施策と言えるでしょう。調査によると、多くの企業がエンジニア採用においてスキルのミスマッチに悩んでいる現状が浮き彫りになっています。

この記事の要約

  • ハイヤールーがAIによる不審度可視化機能をリリース。
  • エンジニア採用のミスマッチを防ぎ教育コストを削減。
  • 急速にIT人材が不足する中、今後の職場にとって重要な施策。

「日本をもう一度、モノづくりで一番へ。」を掲げ、企業のエンジニア強化プラットフォームを提供する株式会社ハイヤールー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:葛岡宏祐)は、エンジニア採用のミスマッチを防ぐコーディング試験サービス『HireRoo(ハイヤールー)』( https://hireroo.io )において、候補者の試験中の不審な行動をAI検知し「不審度」として可視化する機能をリリースしました。本技術について特許を出願中です。

採用ミスマッチによる損失は1件あたり500万円以上

2030年には約79万人のIT人材が不足すると試算(*1)される中、IT企業だけでなく非IT企業においても開発コストの削減を背景にソフトウェア開発の内製化が加速するなど、優秀な人材の定着は企業にとってより重要な課題になっています。

しかし、エンジニア採用のミスマッチによって、教育コストやエージェントへの仲介手数料を考慮すると1件あたり500万円以上の損失(*2)が発生する場合もあり、逆に企業の負担が増すケースもあります。実際エンジニア採用担当者を対象とした調査では「過去にエンジニア採用において失敗した経験はあるか」について、最多の40.7%が「入社後スキルマッチせず退職した」と回答しています。(*3)

*1: 経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

*2: 2022年11月1日 株式会社ハイヤールー実施調査「【エンジニア採用のミスマッチに関する調査】「一人あたりのコスト感は501〜700万円」が最多回答に 」より

https://hireroo.io/journal/blogs/report-mismatch-cost

*3: 2022年9月29日  株式会社ハイヤールー実施調査「エンジニア採用担当者の40.7%が入社後の「スキルのミスマッチ」による離職を経験【コーディング試験の実態調査】 」より

https://hireroo.io/journal/blogs/VFl0k6y0

特許出願。試験中の不審行動をAIで可視化する新機能で、エンジニア採用精度を向上。

近年ではエンジニア採用のコーディング試験において、AIを利用した不正行為が行われるケースが増えていますが、技術レベルを虚偽報告することは特に入社後のミスマッチに繋がります。今回リリースした「不審度検知」は、試験中のコピー&ペーストや別ページ・タブを閲覧することで発生する離脱などの不審行動を学習したAIが不審度を判定。レポート画面上で誰でもわかる形で可視化・確認できる機能です。

レポート画面。ページ離脱やGoogle検索の時間割合等をグラフで可視化

これまでハイヤールーでは、候補者のコーディング過程を管理画面上で再現し、思考過程やつまずいたポイントを把握できる「プレイバック機能」を提供しており、評価において重要となる不審行動を検知する機能を2023年8月にリリース。初期の機能では「検知回数」のみが表示されていましたが、今回の機能アップデートでは、独自技術により検知回数だけでなく受験者の行動を算出・分析して、不審度をAIで総合的に判断し警告アイコンでアラートする仕組みを構築しました。本技術について特許を出願中です。

今後も試験中のコードをベースとして更に指標を追加予定であり、候補者の試験結果を正確に評価することでエンジニア採用の精度を向上させていきます。

「不審度」の判定は以下の3項目で表示

・不審な行動検知あり

・不審な行動検知なし

・不審度の計測対象外

スタートアップからメガベンチャーまで多様な導入実績

『HireRoo(ハイヤールー)』は、2022年のサービス正式リリース以降、累計200社以上の企業に導入・活用されています。

※以下は過去のプレスリリースより抜粋、詳細はリンクよりご覧ください。

■GMOインターネットグループ株式会社

エンジニア採用の試験方式が部署により異なり知見が蓄積されないことや、判断基準が属人化しているといった課題解決のため『HireRoo(ハイヤールー)』を導入。

【導入効果】

・部署に関わらず共通ツールで試験を実施できるようになった

・スコア・偏差値判断で属人化をなくせた

・採用理由の説明がしやすく/理解されやすくなった

・人事と現場の採用判断に齟齬が出にくくなった

・正解率があまりにも高いときに所要時間を見て不正がないかのチェックにも活用

導入事例:https://hireroo.io/cases/gmointernetgroup

■KINTOテクノロジーズ株式会社

候補者の技術力をしっかりした評価軸で正しく判断し、ミスマッチを事前に防ぐため『HireRoo(ハイヤールー)』を導入。

【導入効果】

・“問題×時間”で、候補者に合わせて試験のカスタマイズが可能

・プレイバック機能により、候補者のコーディング力や苦手領域がわかる

・テスト結果の材料で、面接時に候補者をより深堀りできる

・スキルの可視化で見極めの精度が向上

・選考への試験導入が企業イメージアップにつながる

導入事例:https://hireroo.io/cases/kintotechnologies

■ハイヤールーについて
Japan as No.1, again. 
日本をもう一度、「モノづくり」で一番へ。

モノづくり大国として世界からも高い評価を受けていた日本。しかし、インターネット時代に入りモノづくりの中心がITとなった現在、その勢いは衰え世界に遅れをとっています。

ハイヤールーは、日本の企業の技術・エンジニアリング力の底上げを目指し、現代のモノづくりを担うソフトウェア開発者の採用・評価・育成までワンストップで行うエンジニア組織向けプラットフォームを提供しています。

モノづくりの根幹を担うエンジニアが、本来の力を発揮し新しいプロダクト開発や新たな道にチャレンジできる未来を創る。

そして、かつて世界をリードしたこの国をもう一度、モノづくりの力で一番へ。

・HireRoo について

ビッグテック水準の採用プロセスを実現できる「HireRoo(ハイヤールー)」を提供。HireRooは、構造化面接を通じてエンジニア採用におけるミスマッチを最小限に抑え、候補者が持つ本来の力を最大限に引き出します。

ライブコーディングや行動面接を組み合わせ、採用後のパフォーマンスと高い相関で、最適な選考を可能にします。

受賞歴

・「HONGO AI 2023」最優秀賞

・「ICCサミット FUKUOKA 2023|SaaS RISING STAR CATAPULT」優勝

・「ASPICクラウドアワード2023」

・「第8回 HRテクノロジー大賞」

【会社概要】

会社名:株式会社ハイヤールー

所在地:東京都渋谷区円山町28-1 渋谷道玄坂スカイビル 11F

代表者:代表取締役 葛岡 宏祐

設立:2020年12月10日

事業内容:インターネットサービスの企画・開発

運営URL:https://hireroo.io

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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