阪急電鉄とティファナ・ドットコムがAIさくらさん導入で駅案内を革新

阪急電鉄とティファナ・ドットコムがAIさくらさん導入で駅案内を革新

阪急電鉄でのAI活用による駅案内サービスの革新

株式会社ティファナ・ドットコムの「AIさくらさん」が阪急電鉄の宝塚駅に導入され、2024年11月5日から実証実験が始まります。この取り組みでは、デジタルサイネージ筐体に券面確認用カメラが搭載され、ユーザーは切符やICカードの情報を遠隔から確認できるようになります。利用者の待ち時間短縮とサービス向上を目指し、AIによるリアルタイムの案内が行われ、乗換案内や運行情報の問い合わせにも対応することで、より便利な駅サービスを提供します。実証実験は2025年4月中旬まで予定されており、駅業務の効率化にも寄与することが期待されています。

この記事の要約

  • AIさくらさんが阪急電鉄宝塚駅に導入され、実証実験を開始。
  • 新しいデジタルサイネージと券面確認カメラにより、遠隔確認が可能に。
  • 利用者に対してリアルタイムでスムーズな駅案内を提供することを目指す。

株式会社ティファナ・ドットコムが提供する「AIさくらさん」が、阪急電鉄の宝塚駅ごあんないカウンターにおいて、生成AI案内端末としての実証実験を2024年11月5日(火)から開始します。今回の実証実験では、デジタルサイネージ筐体に券面確認用カメラを搭載し、遠隔からの切符やICカードの内容確認およびバックヤードからの精算業務を行う新たな試みも行います。期間は2025年4月中旬までを予定しており、最新技術を用いた駅案内とサービスの向上を目指します。


AIさくらさんの導入背景

阪急電鉄では、社会環境の変化や利用者ニーズの多様化に対応するため、新しい技術の導入を進めています。今回の実証実験は、駅サービスを進化させるための取り組みとして、生成AIを活用し利用者によりスムーズで便利な案内を提供することを目的としています。AIさくらさんの導入によって、駅業務の効率化やお客様対応の向上を図り、より快適な駅のサービス環境を実現します。

AIさくらさんが担うこと

AIさくらさんは、宝塚駅において乗換案内、列車の運行情報、乗車券などに関する問い合わせに対してリアルタイムで対応します。生成AIの自然な会話能力を活用し、テキストや音声での質問に対して正確かつ迅速に応答できる点が特長です。さらに、AIさくらさんは乗換案内システムと連携し、複雑な問い合わせにも対応することが可能で、利用者に対してより充実した案内サービスを提供します。

宝塚駅でのAIさくらさんによる案内と遠隔精算業務

今回の取り組みでは、宝塚駅にデジタルサイネージ筐体と券面確認カメラが設置され、AIさくらさんが案内業務を担当します。利用者は、切符の券面を確認する際にカメラに切符をかざすことで、券面確認カメラがその内容を読み取り、遠隔地にいる駅係員がその情報を確認できます。このシステムで、AIによる一次対応と人によるサポートをスムーズに連携させることで、利用者の待ち時間が短縮されるだけでなく、駅係員も他の業務に専念できる環境が整います。

今後の展望

今後は、実証実験で得られたフィードバックをもとに、生成AIと遠隔精算システムの機能をさらに向上させていく予定です。特に、観光客や高齢者など、特定のニーズを持つ利用者にも対応できるよう、音声認識や多言語対応の強化に取り組みます。また、データ分析を通じてAIの応答精度を最適化し、さらに柔軟な駅案内サービスを構築していきます。

AIさくらさんの設置場所

実施期間・場所
 (1)期間:11月5日(火)~2025年4月中旬(予定)
 (2)場所:宝塚駅ごあんないカウンター内


<AIさくらさんとは>

AIさくらさんはティファナが提供する「登録、チューニング作業をお客様が一切することなく利用できるAI」です。

【AIさくらさんが選ばれる理由】

・ChatGPTや画像生成AIなど最新のAI技術を搭載

・AI関連特許や品質保証・クラウドセキュリティなど各種ISOを取得

・クライアントの業務内容に合わせて短期間で独自カスタマイズして納品

・運用やメンテナンスの作業は完全自動化

DX推進を目指す多くの企業がAIさくらさんを採用。駅や商業施設、Webサイト、電話でのAI接客・アバター接客などをAIの力で実現しており、大手企業、自治体、公共交通機関など様々な業種・シーンで数多くご利用いただいています。

<会社紹介>

株式会社ティファナ・ドットコム(本社:東京都目黒区)

「WebとAIの力で世の中を笑顔にする」を企業理念として掲げ事業展開中で、企業や自治体のDX推進をサポートしている。

2000年の設立以来、Web制作事業を中心に、あらゆる業種業態のWebサイトの制作を手掛ける。その経験を活かして人工知能(AI)の開発に取り組み、2016年10月に「AIさくらさん」をリリース。現在「AIさくらさん」は全国各地の多くの企業・地方自治体に導入されており、DX推進を担っている。

2024年3月よりHEROZ株式会社(東証上場)のグループに参画する。

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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