株式会社Spectee、豊橋市でのAI防災サービス導入事例を公開

株式会社Spectee、豊橋市でのAI防災サービス導入事例を公開

豊橋市でのAI防災サービス導入事例を発表しました

防災テックベンチャーの株式会社Specteeは、AIを活用したリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』の導入事例を愛知県豊橋市で公開しました。災害時の迅速な対応を目指し、市民の安全確保に向けた情報配信や応急復旧活動を支援するため、これまでの限られた情報収集手段を改善し、より効果的な災害対応が可能となることを期待しています。この事例は公式サイトにて詳細が紹介されています。

この記事の要約

  • 株式会社Specteeが愛知県豊橋市でAI防災サービスを導入
  • 災害対応の迅速化を目指し情報収集手段を改善
  • 豊橋市の公式サイトで導入事例を詳細に公開中

 防災テックベンチャーの株式会社Spectee(本社:東京都千代田区、以下「スペクティ」)が提供するAIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』の愛知県豊橋市の導入事例を、公式サイトにて公開したことをお知らせいたします。

導入事例URL:https://spectee.co.jp/case/toyohashi-city/

※下記、豊橋市防災危機管理課様への導入事例インタビューの内容を一部抜粋しています。

■『Spectee Pro』を導入したきっかけ

「東日本台風で威力を発揮、災害発生時に迅速かつ正確に情報を収集」

 災害時には、市民の安全確保のための注意喚起や避難に係る情報配信から人命救助や道路・橋梁などの応急復旧まで、幅広い対応が必要となります。災害対応を迅速かつ正確に行うためには、より多くの情報を収集する必要がありますが、これまで職員の巡回や市民からの電話による通報など限られた手段しかなく、課題だと感じていました。

 そんな中、『Spectee Pro』の話を聞き、SNSなどの投稿情報を活用して、リアルタイムで情報収集ができるということで、早速トライアルを開始しました。

 トライアル期間中に発生した東日本台風(令和元年台風第19号)の災害対応において、『Spectee Pro』が大いに活用でき、有効なツールであることを実感したこともあり、正式に導入することになりました。

■『Spectee Pro』の導入効果

「どの地域でどのような被害が発生しているかリアルタイムに把握」

 令和5年(2023年)6月の線状降水帯発生による、観測史上最大の降雨の際は、豊橋市の一級河川豊川沿いの3つの霞提地区の冠水や市内を流れる河川が越水したほか、市内のいたるところで浸水被害がありました。

 『Spectee Pro』で配信される200件以上の動画や写真から冠水・内水氾濫などの状況や車の水没、マンホールから水柱が上がる様子など、どの地域でどんな被害が出ているのかを迅速に把握することができました。

■豊橋市防災危機管理課様のコメント

 私たちのチームの役割は災害時に、市が判断できる情報をそろえることです。そのためには、有事の際『いかに迅速に、正確に、必要な情報を収集し、関係各所と共有できるか』がポイントになります。今後も継続して『Spectee Pro』などのDXを活用した訓練や研修、マニュアルの整備を行い、大規模災害時の迅速な災害対応に活かしていきたいと思います。

参考:自治体における災害発生時の課題に関する意識調査

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000209.000016808.html

■『Spectee Pro』について

 『Spectee Pro』は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、全国1万台以上の道路・河川カメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測できるAIリアルタイム防災・危機管理サービスです。お客様が必要な情報をリアルタイムに通知、独自開発のAI技術やマップ機能などを活用して、正確かつ整理された情報を瞬時に入手することができ、災害対応やBCPを目的に民間企業・自治体などのお客様にご利用いただいています。なお、地方自治体では、全国の自治体で導入されており、都道府県庁では約7割導入されています。

■「防災テックスタートアップカンファレンス2024」開催のお知らせ

 Specteeは、10月25日(金)に国内最大級の防災テックイベント「防災テックスタートアップカンファレンス2024」を開催いたします。

 好評につき4年目の開催となる本カンファレンスでは、防災にイノベーションを起こす気鋭のスタートアップ4社が集結。さらに、前石川県副知事・西垣淳子氏、日本防災プラットフォーム代表理事・西口尚宏氏など多彩なゲストスピーカーも登壇し、能登半島地震や海外展開の視点から防災テックの”今”と”未来”を徹底議論します。

【イベント概要】

開催場所: オンライン

日時: 2024年10月25日(金)13:00〜16:50

視聴料: 無料(事前登録制)

アーカイブ配信(事前登録制)

お申し込みページ:https://resilience-tech.net/event

株式会社Spectee

株式会社Spectee

「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報、道路・河川カメラなどのデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。
 AIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測することができ、災害対応や危機管理などを目的に、全国の自治体、報道機関、インフラ会社、メーカー、物流、商社などに導入いただいています。契約数は2024年7月に1000を突破しました。
 また、製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee Supply Chain Resilience』は、サプライチェーンを見える化するとともに、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。

<会社概要>
本社:〒102-0076​ 東京都千代田区五番町 12-3 五番町YSビル 3階
代表者:代表取締役 CEO 村上 建治郎
設立:2011年11月11日
公式サイト:https://spectee.co.jp

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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