NetApp、Anaplanのプライマリストレージベンダーに選定される

NetApp、Anaplanのプライマリストレージベンダーに選定される

NetAppがAnaplanのプライマリストレージベンダーに選定

ネットアップ合同会社は、ビジネス計画のプラットフォームであるAnaplanからプライマリストレージベンダーに選ばれたと発表しました。Anaplanは、NetAppのユニファイドデータストレージを導入し、4つのグローバルデータセンターのストレージシステムを刷新。これにより、データ運用が簡素化されるとともに、AI駆動型ソリューションが促進されます。NetAppのソリューションによって、Anaplanはより効率的にクラウドとオンプレミスのデータを統合し、ビジネス成果の向上を図っています。AI活用の強化により、意思決定を加速させることが可能となります。

この記事の要約

  • NetAppがAnaplanのプライマリストレージベンダーに選定された。
  • Anaplanは、NetAppのユニファイドデータストレージを利用し、ストレージシステムを刷新した。
  • AI活用を強化することで、ビジネス成果を向上させることを目指している。

ネットアップ合同会社(本社:東京都中央区、代表執行役員社長:中島シハブ)– インテリジェントなデータ基盤を提供する企業 NetApp®(NASDAQ:NTAP)は、ビジネスの計画と意思決定のための業界大手のプラットフォームを提供するAnaplanより、プライマリ ストレージ ベンダーに採用されたことを発表いたします。Anaplanは、NetAppのユニファイド データ ストレージを取り入れ、世界中の4つのデータセンターのストレージ システムを刷新しました。これにより、パブリック クラウドとプライベート クラウドのデプロイにおいてストレージを統合し、データ運用を大幅に簡素化するとともに、AIに特化した革新的なソリューションの促進を図ります。

 

Anaplanは、AIを活用したクラウドベースのSaaSプラットフォームを通じて、さまざまな業界の組織がビジネスの見通しを立て、計画を策定し、より良い成果を実現できるよう支援しています。Anaplanの顧客は、このAI駆動型のプラットフォームを活用することで、意思決定のプロセスを加速させ、収益の増加、売上の改善、予測制度の向上などより良い成果を得ることが可能です。Anaplanは、SaaSプラットフォームを確実かつ効率的にグローバル展開するため、クラウド プロバイダとオンプレミス システムを組み合わせて活用しています。

 

NetAppを採用する以前は、複数のストレージ プラットフォームを利用していました。そのため、顧客向けに大規模なAIエンジンによる分析情報を提供する際のデータ処理に多くのリソースと時間を必要としていました。老朽化したストレージ インフラの更新を検討する中で、Anaplanはクラウドおよびオンプレミス運用をNetAppのインテリジェントなデータ基盤に統合することを決定しました。NetAppは、AnaplanがAIを活用して革新を続けるために必要なパフォーマンス、コスト、レプリケーション、および可用性要件を上回るソリューションを提供しています。

 

Anaplanの最高製品および技術責任者であるAdam Thier氏は、次のように述べています。

「Anaplanでは、同社のプラットフォームのあらゆるレベルにAIを組み込むことで、顧客がより良い計画を立て、ビジネス目標を達成できるよう支援しています。以前は、オンプレミスとクラウドのデータが異なるプラットフォーム上で稼働しており、AIデータ パイプラインを維持するための作業量が少なくとも2倍以上存在しました。しかし、オンプレミスとクラウドのデータを単一のユニファイド データ ストレージに切り替えることで、データ管理に関するすべての変更や設定を全環境に適用できるようになりました。NetAppのおかげで、より少ないリソースでさらに多くのことが実現可能となったのです」

 

Anaplanは、AFF Cシリーズ ストレージ システムを使用し、顧客にSaaSアプリケーションを確実かつ効率的に提供するための容量を確保しつつ、二次データのワークロードをNetApp FASストレージアレイに階層化することで、コスト削減を図ります。また、データ運用の効率をさらに高めるために、NetApp ONTAPを基盤としたパブリック クラウド プロバイダのネイティブ クラウド トレージ サービスを使用し、ハイブリッド マルチクラウド全体でデータを簡単に管理し、AIのデータ パイプラインの加速に不可欠な要素を提供しています。さらにNetAppのMetroCluster構成により、Snapshotコピーによるバックアップや災害復旧が可能となり、データ運用における高可用性と保護を確保しています。これらの取り組みにより、Anaplanの技術チームはデータ運用を簡素化し、AIの実験などの、より難解で価値の高いプロジェクトに集中することができます。

 

NetApp米国本社のプレジデントであるCésar Cernudaは、次のように述べています。

「NetAppは、AnaplanのAI運用を支える最適なパートナーです。AIはデータを基に動作しており、そのデータはNetAppのシステムで管理されています。当社は、包括的なユニファイド データ ストレージを提供しており、データがどこにあっても、あらゆる種類のデータ、ワークロード、ストレージ プロトコルに対応可能です。また、3大クラウド サービス プロバイダとの密接な関係により、Anaplanの開発者と顧客は、安全かつ信頼性の高い形でAIの能力を活用できる、優れたハイブリッド クラウド データ管理ソリューションを利用できます。NetAppのインテリジェントなデータインフラにより、AnaplanはAIデータ運用を強化し、顧客の高い期待に応えることが可能です」

 

関連情報

以上

NetAppについて 

NetAppは、ユニファイド データ ストレージ、統合データ サービス、CloudOps ソリューションを組み合わせて、あらゆる顧客が破壊的イノベーションの世界動向をチャンスに変えることのできる「インテリジェント データ インフラストラクチャ」を提供する企業です。サイロ化しないインフラストラクチャを創出し、可観測性と AI を活用して、最適なデータ管理を実現します。世界最大のクラウドにネイティブサービスとして導入されている唯一のエンタープライズ グレード ストレージ サービスのように、NetAppのデータ ストレージはシームレスな柔軟性を提供し、NetAppのデータ サービスは優れたサイバー耐性、ガバナンス、アプリケーションの俊敏性によりデータの優位性を創出します。またNetAppの CloudOps ソリューションは、可観測性と AI を通じて、パフォーマンスと効率の継続的な最適化を提供しています。データの種類、ワークロード、環境を問わず、NetAppがお客様のデータ インフラストラクチャを変革し、ビジネスの可能性を実現します。

 

                

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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