東計電算、生成AI活用のスマート農業システムで無償モニター募集開始

東計電算、生成AI活用のスマート農業システムで無償モニター募集開始

東計電算が提供する無償モニター参加者を募集開始

株式会社東計電算は、スマート農業システムの無償モニターを募集中です。この取り組みは、新商品開発に向けての有益な知見を得るためで、実際の農業現場でのニーズを把握し、技術進化に寄与することを目指しています。また、日本の農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、農業人口減少による課題解決を図ります。モニターでは、農林水産省のWAGRIデータベースを使い、生成AIを活用した最新技術を無料で試すことができます。

この記事の要約

  • 東計電算がスマート農業システムの無償モニターを募集
  • 実際の農業現場からのニーズを反映することが目的
  • 生成AIを活用し、日本の農業のDX推進を目指す
1970年設立、神奈川県川崎市中原区に本社を置く独立系SIer。業種別・業務別に特化したソリューションを提供。

株式会社東計電算(本社:神奈川県、代表取締役社長:古閑 祐二)は、スマート農業の新システムに関する無償モニターの募集を開始することをお知らせいたします。

本モニター募集背景は、新商品開発に向けて有益な知見を蓄積することを目的としており、実際の農業現場におけるニーズを詳細に把握することで、技術の進化に寄与することを目的としております。また、日本の農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の成長を促進し、農業人口の減少に伴う業務課題や物流課題の解決を目指します。

|無償モニターの概要

今回のモニターでは、農林水産省が提供するWAGRIデータベース*1 と生成AIを組み合わせ、農業従事者や農業法人が抱える業務課題を解決するための最新技術を、無料でお試しいただける機会を提供いたします。

WAGRI*2 が提供する豊富な農業データとAIによる高度な解析を活用することで、従来の業務の効率化や生産性向上を図り、業務改善に繋げることを目指しています。

この無償モニターにご参加いただくことで、先進的な技術を実際の農業現場で体験し、貴社の業務改善に貢献する貴重な機会をご提供いたします。

無償でモニターにご参加いただける農業従事者の方々を募集し、実際の現場でのニーズを把握する機会といたします。

なお、モニター応募は先着10社(農場)様限定といたします。

※応募申込フォームは後半にリンク掲載

|モニター募集の背景

近年、農業デジタル化が進む中、AIやクラウドサービスを活用した農業効率化が求められています。

農林水産省は、日本にスマート農業を推進するために、WAGRIというデータベースを公開しており、農機メーカーやその他の企業でもその活用が徐々に進み始めています。

農林水産省:スマート農業(https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/#wagri)に掲載の「農業データ連携基盤の概要」資料をもとに、WAGRI運営事務局が作成

私たちは、このWAGRIのAPIと生成AIを組み合わせた新サービス「AgriConnect+」(読み:アグリコネクトプラス)を開発中です。

現在開発中の生成AIとWAGRIデータベースを融合させたスマート農業システム「AgriConnect+」(読み:アグリコネクトプラス)

AgriConnect+は、農業従事者や農業法人、農機メーカー向けに、グローバルでもスマート農業分野で成果が出ている以下のような付加価値のある情報提供サービスを提供します。

|グローバルで見られるスマート農業の事例

– デンマークの農業におけるデータ駆動型の異常気象対策:

デンマークでは、気象データをリアルタイムで解析するシステムを導入し、異常気象による作物への影響を最小限に抑えています。農家はデータに基づいて迅速に対策を講じることで、収穫量を維持しています。

– アメリカにおけるAI診断を活用した病害虫管理:

アメリカの一部農場では、AIを利用して病害虫の発生を早期に診断し、適切な農薬を使用することで、農業生産性を向上させています。この手法により、農薬の使用量を削減しつつ、作物の健康を守ることが可能になっています。

– オーストラリアの市場情報と生育予測の活用:

オーストラリアでは、統計データと市場情報を組み合わせたプラットフォームが導入されており、農業者は生育予測を基に最適な収穫時期を判断することで、収益を最大化しています。このように、データ駆動型のアプローチが農業の効率性を向上させています。

|モニター対象者

以下のいずれかに該当する方を募集します:

  1. 既にWAGRIを利用しているが、十分に活用できていない方

  2. 今後WAGRIを導入して、業務改善を計画している方

  3. WAGRIは知らないが、業務改善に向けた新しい技術導入に興味のある方

|モニター参加条件(応募資格)

  • 農作業における業務改善を検討されている方

  • 農作業における業務課題をお持ちの方

  • 農業現場への視察見学をご許可いただける方

|モニター内容のメリット

モニターとしてご参加いただくことで、以下の内容を無償で体験できます:

WAGRIデータと生成AIを活用した高度な農業分析レポートの提供

日々の農業業務データに基づく経営改善の提案

画像解析による害虫・病害診断と予防策の提供

〈詳細〉

テーマ

内容

メリット(=業務上の期待効果)

WAGRIデータ × 生成AI

WAGRIデータと生成AIを活用した高度な農業分析レポートの提供

・ WAGRIから取得した膨大な農業関連データをもとに、気象や土壌、作物の成長状況などを多角的に分析し、特定の農場に合わせた最適な栽培方法を提案します

・ これにより、農業生産の効率化やリスク管理を強化し、安定した収量確保を目指します

現場データ × 生成AI

日々の農業業務データに基づく経営改善の提案

・ 農場の日常業務データを生成AI解析し、収益性向上やコスト削減を目指した経営改善プランを提示します

・ 特に、労働時間の最適化や資材の効果的な使用など、経営に直結する提案を行い、経営効率の向上を支援します

DL-AI画像解析 × 害虫診断

画像解析による害虫・病害診断と予防策の提供

・ ディープラーニングのAIモデルによる画像解析技術を活用し、作物の葉や果実から害虫や病害を自動検出し、早期の診断結果を提供します

・ これにより、農薬の使用量を最小限に抑えつつ、迅速な防除策を講じることが可能となり、作物の健康管理と収量の向上に貢献します

その他、上記以外で業務改善したい対象領域があれば是非ご相談ください。

|応募期限

  • 応募期限は2024年11月29日(金)18:00までとなります

|モニター参加後の流れ

1. 業務課題のヒアリング

 現場の農作業や経営における具体的な課題をお聞かせいただきます。

2. モニター用のツール開発内容の摺合せ

 課題に応じて、システム開発の方向性を確認し、最適なツールを設計します。

3. システム開発

 ヒアリング結果をもとに、WAGRI APIやAI技術を活用したシステムを開発します。

4. お試し運用(3~6ヶ月)

 開発したシステムを実際の現場でお試しいただき、その効果を実感していただきます。

|ご注意

本キャンペーンは定員に達し次第、予告なく終了する場合がありますので、ご了承ください。

|応募申込フォーム

ご興味をお持ちの方は、以下のボタンをクリック、または、画面QRコードをスキャンして思うし濃いフォームにお進みください。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

(注釈)

*1 WAGRIデータベースとは:https://wagri.naro.go.jp/

*2 WAGRI:WAGRIは、農業データ連携基盤のことであり、気象や農地、収量予測など、農業に役立つデータやプログラムを提供する公的なクラウドサービスである。ICTベンダーや農機メーカーなどがWAGRI上のさまざまな農業関連データやプログラムを組み合わせてWebサービスやアプリケーションを提供することで農業現場では生産性や収益性向上に資するサービスを利用することできる。


お問い合わせ先:

株式会社東計電算 製造システム営業部 スマート農業システム開発企画事務局

担当:里川、脇

電話番号:044-430-0743

Eメール:pacsplus@toukei.co.jp

公式ウェブサイト:https://www.toukei.co.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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