ベータ研究所、灘高等学校で体験型金融経済教育プログラムを提供

ベータ研究所、灘高等学校で体験型金融経済教育プログラムを提供

灘高等学校で実施の金融経済教育プログラム

ベータ研究所株式会社は、灘高等学校のために特別設計された金融経済教育プログラム「Beta Investors+」を提供しました。このプログラムでは、経済と投資に関する理解を深めるための5つのコマが用意されています。特に、AIを活用した「Beta Pro」というアプリを通じて学んだ内容を言語化・共有することに重きを置いています。今回の取り組みでは、実際の市場環境を模したシミュレーションを行い、生徒たちは自らの判断基準や投資行動について考える機会が得られます。これにより、単なる投資教育に留まらず、社会を俯瞰する力の育成や自分自身の生き方に関する思索も促されています。

この記事の要約

  • ベータ研究所が灘高等学校で金融経済プログラム提供。
  • AIを利用したアプリで学びの言語化に注力。
  • マクロ・ミクロ経済を体験し、社会を見る目を養成。

AIを活用した金融経済教育アプリの開発と金融経済教育サービスの提供を行うベータ研究所株式会社 (本社:東京都大田区、代表取締役:川上泰弘・岡本陽平)は、灘高等学校において、経済と投資を題材として社会を見る目を養うため、金融経済教育プログラム「Beta Investors+」(全5コマ)をご提供しました。

今回、灘高等学校で「Beta Investors+」をご導入いただくにあたり、同校公民科担当の池田教諭から様々なご要望を頂戴し、カリキュラムをテイラーメイドで設計、ご提供しました。合わせて、シミュレーションを通じて学んだ内容を言語化し、共有することにフォーカスをするため、投資行動レビュー用のアプリ「Beta Pro」を開発、ご提供しました。

金融教育をより深化させ、現代経済と投資を題材とした学びの言語化・共有にフォーカスをした授業の実施にあたり、以下の弊社独自のアプリや生徒ごとに個別化されたレポート・解説資料を活用しました。

① タイムマシントレードのシミュレーションのための「Beta Investors」アプリ

② 生徒ごとに作成される、AIモデルと比較しながら個々の生徒の投資行動を分析する「AI投資レポート」

③ 学びの言語化・共有のための「Beta Pro」アプリ

④ 経済学のフレームワークに基づいた当時の時代背景の解説資料

⑤ 株式調査のための解説資料

現在、教育は「より主体的に、より深い学習を目指した」大きな転換期を迎えつつあります。生徒がシミュレーションを通じて学んだことをアウトプットし、共有することで、多様な見方を学び、生徒自身の考えをより深められるよう、また、経済の仕組みと投資を包括的に学べる楽しい投資教育サービスとなるように一層努めていきます。

なお、弊社ベータ研究所株式会社は経済産業省「令和5年度学びと社会の連携促進事業(教育/EdTech イノベーション創出⽀援事業)」の一環として実施される「EdTechイノベーター⽀援プログラム(Edvation Open Lab:EOL)」に採択されていました。

是非、他の高校・中学校などの教育機関におかれましても、より深い金融教育のご提供のために、体験型の金融経済教育「Beta Investors+」をご活用いただければと考えています。なお、「Beta Investors+」では、授業内容やレベルについて、予め弊社担当者と先生方とで一緒に計画いたしますので、柔軟な授業の設計が可能となっております。お問い合わせは、「info@beta-research.jp」までお願いします。

※ 「タイムマシントレード」はベータ研究所株式会社の商標です 。(登録番号 第6801793号)

灘高等学校 公民科教諭 池田拓也先生のコメント

灘高等学校 公民科教諭 池田拓也先生

この金融経済学習の特徴は「過去の環境における投資を疑似体験できること」です。その体験を通じて、マクロ、ミクロ様々なニュースが複雑に絡みながら株価が決まり、その中で「自分自身の判断基準が問われること」を学べます。単なる「投資教育」にとどまらない工夫がされていて、学習を通じて「社会を見る楽しさ」に気づき、様々なニュースの解像度が上がります。また、それは自分自身の 「生き方」を考えるところにまでつながっていくように感じます。

投資シミュレーションアプリ「Beta Investors」について

「Beta Investors+」の授業で活用する「Beta Investors」アプリの特徴は、「タイムマシントレード」です 。ユーザーはタイムトラベラーのように過去の株式市場に戻り、過去の実際の状況を体験しながら、単に過去の株価だけではなく、当時の財務指標や決算発表といったさまざまな指標の意味や活用方法を学ぶことができます 。「Beta Investors」アプリは教育プログラムの一環として活用されることを想定しています。

シミュレーション後の振り返りのための「AI投資レポート」について

「Beta Investors」アプリで投資シミュレーションをした後に生徒ごとに作成される「AI投資レポート」によって生徒は、自分の投資行動について、何が判断基準になっていたかを後から確認することができます。そうすることで、生徒は自分自身の投資行動の分析について、興味を持って振り返りをすることができます。

学びの言語化・共有のための「Beta Pro」アプリについて

「Beta Pro」アプリは、「Beta Investors」アプリのシミュレーション中の投資行動をその時の判断材料と合わせて振り返り、クラス内で闊達な議論を促すことに特化したアプリです。シミュレーション後に、なぜそのような投資判断をしたのか、時系列で様々な市場データを簡単に参照しながらなぜそのような投資判断をしたのかについて振り返ることができ、また、その学びをクラス全員が書き込み・共有・議論できます。

金融経済教育プログラム「Beta Investors+」について

言語化と共有にフォーカスを当てた「Beta Investors+」金融経済教育プログラムの標準的な構成は以下のとおりとなります。
経済分析のフレームワークに関する説明をし、時事関連トピックについてその時代背景をご説明。その後に、「Beta Investors」アプリでシミュレーション(タイムマシントレード)を体験します。シミュレーションデータを切り替えることで、異なる経済環境下での株式市場での投資について体験型で学べます。各シミュレーション後に生徒ごとに作成される「AI投資レポート」では、当時の時代背景と各銘柄の詳細説明に加えて、自身の投資行動の分析とAIモデルとの比較ができます。「Beta Pro」アプリと「AI投資レポート」を活用することで、シミュレーションの中での投資行動を題材に、グループで振り返りを実施。興味を持った銘柄を選定します。その後、興味を持った銘柄について、グループで株式調査(売上のセグメント分解や目標株価の設定)を支援をさせて頂きながら実施。異なる視点から学んだ内容を言語化し、アウトプットする体験型の金融経済教育となります。

経済環境と時事関連トピックや株式銘柄を選定し、それに合わせたシミュレーションデータを用意することで、経済や投資に関する深い学習の一助になればと考えています。

経済環境の例:

シナリオ① 新型コロナウィルス感染拡大とロックダウン

シナリオ② 2017年トランプ政権誕生とその後の米国利上げ局面

シナリオ③ リーマンショックとその後の回復

なお、前述のとおり、「Beta Investors+」では、授業内容やレベルについて、予め弊社担当者と先生方とで一緒に計画いたしますので、上記の標準的な内容の一部にフォーカスした内容にするなど、個々の学校の先生方のニーズに合わせた柔軟な授業計画の設計が可能となります。

また、「Beta Investors+」のオプションとして弊社が外部講師として授業をご提供する以下の2つのオプションもご用意しています。

· 「英語 de ファイナンス」パッケージ

· 「日本語 de ファイナンス」パッケージ

「英語 de ファイナンス」では英語で記載されている教材を使用して、英語を道具として経済と投資のつながりを学んでいただけます。

※ なお、上記オプションパッケージにかかる費用の詳細については、以下のページをご参照ください。

https://beta-research.jp/beta-investors-plus-details/

ベータ研究所株式会社の概要

社名:ベータ研究所株式会社

本社所在地:〒145-0062 東京都大田区北千束1-57-6-302

設立:2019年8月

事業内容:人工知能を活用した金融教育アプリの開発・金融教育サービスのご提供など

Webサイト:https://beta-research.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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