株式会社ITSOが最新AI活用の注文書特化型OCR『LLM OCR』提供開始

株式会社ITSOが最新AI活用の注文書特化型OCR『LLM OCR』提供開始

株式会社ITSOが新AI OCR『LLM OCR』を提供開始

株式会社ITSOは、OpenAIの最新AIモデルを採用した注文書特化型のAI OCR「LLM OCR」の提供を開始しました。従来のOCR技術は、各企業の異なる帳票や書類に対応するため、多くの手間と時間を要するマッピング作業が必要でした。特に、見積書や注文書は企業ごとに異なるため、大手企業には数万種類のカスタマイズが求められることもあります。「LLM OCR」はこの課題を解決し、迅速かつ正確に注文書の処理を行える新しいソリューションとなります。

この記事の要約

  • ITSOが新しい注文書特化型OCR「LLM OCR」を発表。
  • 従来のマッピング作業にかかる手間を大幅に削減。
  • 企業ごとに異なるフォーマットに迅速に対応可能。

株式会社ITSO(本社:東京都港区、代表取締役:北川 伸一、深野 靖浩、以下 ITSO)は、OpenAIの最新AIモデル(最新Ver.)を採用した注文書特化型のAI OCR「LLM OCR」の提供を開始しました。

『LLM OCR』開発の背景 – 「あらゆる企業フォーマットへの対応が必要だった」

従来型のOCRでは、各企業の帳票・書類に対応するため、すべての書式やテンプレートごとにマッピング作業が必要でした。

特に、見積書や注文書といった書類は企業ごとに異なるフォーマットを持ち、大手企業においては1万種類以上のマッピングが必要になるケースも少なくありません。

この課題はAI技術を取り入れたOCRにおいても例外ではなく、企業が効率的に書類を処理するためには、様々なフォーマットに柔軟に対応できるソリューションが必要となっています。

AIによる自動解析理解を実現した『LLM OCR』

マッピング作業は非常に労力と時間を要し、AIに関する知見もある程度必要となるため、導入のハードルが高い上に、利用までの時間がかかるという大きな障壁がありました。

そんな中ITSOが開発した「LLM OCR」は、OpenAIの最新AIモデル(最新Ver.)を活用した新たなソリューションです。

この新しいOCR技術は、AIが事前に大量のデータを学習することで、マッピング作業を必要とせず書類の内容を理解し、適切な項目に自動的にデータを反映できる仕組みを導入しています。

この革新技術により、様々なフォーマットに柔軟に対応できるようになり、企業の業務効率が大幅に向上しました。

高精度の読み取り精度とあらゆる注文書フォーマットへ柔軟に対応

「LLM OCR」は、高精度の読み取りとデータ処理、多様な注文書フォーマットへの柔軟な対応を実現するために、2つのAIエージェントを活用しています。

従来のOCR技術では対応が難しかった複雑な文書でも、これらのエージェントが連携することで、より正確かつ迅速に情報を処理することが可能です。

2つのAIエージェントが高精度の読取を実現

『OCRエージェント』
最先端のOCRエンジンを搭載し、従来のパターンマッチング方式とは一線を画した高精度な文字認識を実現します。

テキストの表面的な一致を探すだけでなく、本文の意味を深く理解することでより正確な文字認識を行います。

この高度な処理により、従来のOCR技術では難しかった複雑な文書でも、高い精度で読み取ることが可能です。

『要約エージェント』
OCRエージェントが認識したテキストを元に、要約エージェントが本文を分析し、内容を要約します。

この要約エージェントは、単にテキストを短縮するだけでなく、関連する付加情報(例:数量、納期、受注番号など)を補足し、即座にビジネスプロセスで活用できる形で出力します。

効率的かつ実用的なデータ処理が可能となり、業務全体のスピードと精度が向上します。

業界最高水準の識字精度

「LLM OCR」は、業界最高水準の識字精度を誇り、様々な状態の文字を正確に読み取りデジタルデータ化することが可能です。

従来のOCR技術が苦手としていたPDFやFAXの手書きメモ、さらには訂正箇所でさえも、高精度で識字ができる点が特徴です。

複雑で多様な文書もスムーズに処理することができ、効率的なデータ管理が実現します。

01 活字データ

あらゆるフォント活字データをデジタルデータ化します。

02 手書きデータ (数字)

手書きの数字データを任意の形式でデジタルデータ化します。

03 手書きデータ (漢字)

二重線で訂正した手書きデータをデジタルデータ化します。

04 訂正データ

二重線で訂正した手書きデータをデジタルデータ化します。

05 欄外データ

表の枠をはみ出していて記載された手書きデータをデジタルデータ化します。

06 複数行

複数の行に分かれた手書きデータを1つの情報として認識しデジタルデータ化します。

あらゆるフォーマットに対応

従来のOCR技術では、特定のフォーマットに対してマッピング作業が必要でしたが、「LLM OCR」はその必要がありません。

そのため、様々な企業が使用する多様な注文書フォーマットにも柔軟に対応でき、導入のハードルが低いというメリットがあります。

具体的には、インボイスの領収書や輸出入に関する書類など、非常に幅広い種類の帳票を取り扱うことが可能です。

企業は多様な書類を「LLM OCR」1つで効率的に処理でき、業務全体の効率化とコスト削減に大きく貢献します。


導入フロー

「LLM OCR」は、全てのプランにメールサポートとWEB会議による個別サポートが含まれています。

導入フローは以下の通りです。

# STEP1:申し込み

PoCを実施して精度を評価し、導入を決定します。

「LLM OCR」の導入についてはこちらで承っております。

https://itso.co.jp/contact/

内容を確認後、担当者よりご連絡させていただきます。

# STEP2:準備

読み取りたい帳票を確認し、稼働準備を進めます。

# STEP3:テスト

読み取りテストを行い、その結果を評価し調整します。

# STEP4:本稼働

対象帳票を「LLM OCR」でテキストデータ化し、実際の業務に使用します。

「LLM OCR」は高い利便性を誇り、AIの知識がなくてもPDFを差し込むだけで、必要な情報を迅速に処理・活用できます。

【ITSO 概要】

“私たちは、ハイパーオートメーションのプロフェッショナル集団です”

ITSOは世界中の個人や組織がより多くの成果を達成できるよう支援するため、業務プロセスの最適化を追及。

全ステークホルダーがビジネス変革に参加できる迅速な道を提供いたします。

他社にはソフトウェアを、ITSOはサポートを。

所在地:東京都港区虎ノ門3丁目5番1号虎ノ門37森ビル12F

代表取締役 CEO 北川 伸一

代表取締役 CTO 深野 靖浩

事業内容:ハイパーオートメーション支援事業

資本金:2千万円(2024年4月1日時点)

URL:https://itso.co.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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