医薬基盤・健康・栄養研究所らがAI創薬プラットフォームを発表
新たなAI創薬プラットフォームのバックアップシステム始動
医薬基盤・健康・栄養研究所、大阪国際がんセンター、TXP Medical社、日本IBM社が連携して始まった「AI創薬プラットフォーム事業」では、リアルタイムで臨床情報を収集するバックアップシステムが稼働を開始しました。このシステムは、医療機関の診療情報を国際標準規格(FHIR)に基づいて自動でバックアップし、各病院の異なる電子カルテにも対応できる柔軟性を持っています。これにより、今後のデータ解析や研究に貢献することが期待されています。説明会も開催される予定です。
この記事の要約
- AI創薬プラットフォーム事業に新しいバックアップシステムが導入。
- 診療情報をリアルタイムで自動バックアップし、解析に活用。
- 各病院の電子カルテに対応し、高い汎用性を持つ技術。
医薬基盤・健康・栄養研究所、大阪国際がんセンター、TXP Medical社、日本IBM社が連携して本年3月に開始し、記者会見も開催しました「AI創薬プラットフォーム事業」については、多くのメディアにも取り上げて頂きました。
さて、今般は同事業で開発を進めているリアルタイムでの臨床情報収集を目的とした
バックアップシステムが稼働開始となりますので、その説明会を開催したく存じますのでご案内を差し上げました。
本システムは、
ⅰ)医療機関における毎日の診療情報を、国際標準規格(FHIR)に準拠しつつ、その後のデータ解析等にも活用可能な形で
リアルタイムに自動でバックアップし、
ⅱ)各病院がそれぞれ導入している様々なメーカーの電子カルテに対応できる汎用性が高い技術です。
これにより医学研究・創薬の活性化に繋げるとともに、災害やサイバー攻撃等の有事の事態においても、セキュリティ
の担保された環境から臨床情報にアクセスし診療継続を可能とすることで、医療分野における防災対策の中核をなすことが期待されます。
説明会では、リアルタイムの意義や導入効果等の展望を含め、開発進捗をご報告します。
オンラインのみでの開催でございますので、お気軽にご参加を検討を頂けますと幸甚です。
<概要>
AI創薬プラットフォーム事業に関する中間発表会(医療の未来を変える画期的なシステムが稼働開始)
○日時 :2024年10月24日(木)11時00分~12時00分
○場所 :オンラインのみ
○説明内容 :・バックアップシステムの開発状況の紹介
・導入による効果等の紹介
・質疑応答
5.予定出席者 :中村 祐輔(医薬基盤・健康・栄養研究所 理事長)
西村 潤一(大阪国際がんセンター 医療情報部主任部長)
園生 智弘(TXP Medical 株式会社 代表取締役)