CTCSP、AI活用を加速する低コストのVAST Data Platform始動
AIデータ解析を変革するVAST Data Platformの導入開始
CTCSPが新たに開始するVAST Data Platformは、低コストかつ高性能なストレージソリューションとして注目されています。企業が蓄積する多様なデータを高速で処理し、AIによる解析精度を向上させることが期待されています。従来のオールフラッシュストレージの課題を克服し、独自の圧縮技術によってストレージ容量を効率的に利用できます。また、SCMとQLCの併用により、耐久性と速度が両立され、大規模なデータ処理にも対応可能です。さらに長期保守サポートも提供され、企業のAI基盤構築を包括的に支援します。
この記事の要約
- CTCSPが低コストで高性能なVAST Data Platformを導入。
- 独自の圧縮技術でストレージ容量を効率活用し、高速処理が可能。
- AI基盤構築をサポートする長期保守サービスも提供。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)のグループ会社で、IT関連機器やソフトウェアの販売を行うCTCエスピー株式会社(代表取締役社長:上 克也、本社:東京都港区、略称:CTCSP)は、米VAST Data, Inc.(CEO:Renen Hallak、本社米国ニューヨーク州)のオールフラッシュストレージ「VAST Data Platform(ヴァスト・データ・プラットフォーム)」の提供を開始します。筐体ごと増設することで処理性能も拡張するスケールアウト型のストレージソリューションで、先進の圧縮アルゴリズムや2種類のメモリを併用し、低コスト、高速処理、高耐久性を実現しています。大量のデータを解析するAI基盤の構築を目指す企業を中心に展開し、3年間で50億円の売上を目指します。
近年、多くの企業が、自社内に蓄積された画像や音声データ、販売履歴などの多様なデータを解析して、ビジネスの拡大や業務効率の向上に取り組んでいます。AIによる精度の高い解析・予測には多くのデータが必要で、高速に処理するには大容量のオールフラッシュストレージが最適とされています。しかし、従来のオールフラッシュストレージはハードディスクと比較してコスト面と耐久性の点で課題がありました。
VAST Data Platformは、低コストでありながらデータの高速処理、大容量、高耐久性を実現したストレージソリューションです。データの重複排除・圧縮だけではなく、独自の類似性圧縮のアルゴリズムが加わることで、ストレージ容量をさらに効率良く活用できます。また、データの記憶を繰り返し行うメモリの摩耗を防ぐため、データを高速に書き込めるSCM(ストレージクラスメモリ)と低コストで汎用的なQLC(クアッドレベルセル)フラッシュメモリを併用することで、データの書き込み回数の大幅な削減につながり、より高速な処理と高い耐久性を両立しています。また、VAST Data Platformの増設によってデータの書き込み処理を複数のストレージに分散できるため、システム全体の処理能力も向上します。エクサバイト規模(1エクサバイトは10億GBに相当)への容量拡張も可能です。最大で10年間の長期保守サポートサービスも提供します。
CTCSPは、これまで多数のストレージ製品を取り扱っており、製造業やサービス業をはじめ多くのお客様への導入や保守サービスを行ってきました。CTCが取り扱うNVIDIA製品ともVAST Data Platformを組み合わせ、CTCグループのノウハウを活かしてお客様のAI基盤構築における導入設計から各種の設定、運用まで一貫して支援していきます。
<VAST Data Platform概要>
https://www.ctcsp.co.jp/products/vastdata/
<標準ハードウェアでのご提供形態>
今回のプレスリリースにあたり、以下のコメントをいただいております。
VASTは、AIや深層学習のワークロード向けにゼロから設計された高性能で安全、耐障害性、拡張性に優れたデータインフラの提供に尽力しています。CTCSPとのパートナーシップは、日本全土のデータドリブン型の組織が最先端のインフラソリューションを活用して自社データの潜在能力を引き出し、AIを最大限に活用するために不可欠です。
VAST Data, Inc.
Vice President, Worldwide Channels Gregg Machon
※ 記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※ 掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
以上
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)