株式会社エイトノット、総額5.7億円を調達し自動運転技術を推進

株式会社エイトノット、総額5.7億円を調達し自動運転技術を推進

エイトノットが自動運転技術推進のために資金調達

株式会社エイトノットは、プレシリーズAラウンドを完了し、総額5.7億円の資金調達を行いました。この調達資金は、同社の小型船舶向け自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」の機能強化に使われ、開発チームの増強や事業開発の強化に貢献します。また、既存の小型船舶への実装を強化し、さらには国内外のエンジンメーカーや造船所へのソフトウェア提供を進め、自律航行技術の普及を目指しています。この成長に期待の声が集まる中、エイトノットは水上モビリティのさらなる進化を目指しています。

この記事の要約

  • エイトノット、5.7億円を調達し自動運転技術を推進。
  • 調達資金は自律航行プラットフォームの機能強化に使用。
  • 国内外での事業拡大と水上モビリティの進化を目指す。

株式会社エイトノット(所在地:大阪府堺市、代表取締役:木村裕人、以下「当社」)は、2024年9月に第三者割当増資および金融機関からの融資により、プレシリーズAラウンドを完了し、総額5.7億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。引受先は、本ラウンドのリード投資家としてSpiral Innovation Partners株式会社が運営するゆうちょ Spiral Regional Innovation 1号投資事業有限責任組合をはじめ、同じく新規投資家として伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社が運営するテクノロジーベンチャーズ6号投資事業有限責任組合、QBキャピタル合同会社・株式会社NCBベンチャーキャピタルが運営するQB第二号投資事業有限責任組合、株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ、旭洋造船株式会社、イワキテック株式会社から資金調達いたしました。また、シードラウンドからのリード投資家であるDRONE FUND株式会社が運営するDRONE FUND3号投資事業有限責任組合からも追加出資を受けております。なお、今回の調達により累計調達額は7.6億円(融資含む)となりました。

資金調達の目的と使途

今回の資金調達は、2022年10月に発表した当社の小型船舶向け自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」の機能強化に向けた開発チームの増強、および事業拡大に伴う事業開発チームの強化を目的としています。

既存の小型船舶への実装(レトロフィット事業)を強化し、国内外の多様な市場に対応するために製品機能強化を進めるとともに、販売体制の拡充を図ります。また、レトロフィット事業で培ったノウハウを基に、自律航行技術を国内外の舶用エンジンメーカーや造船所・ボートビルダーなどへソフトウェア提供(ソリューション事業)を行い、より効率的に自律航行技術の社会実装を進めるための体制強化を図ります。

  • ロボティクス及びAIに精通したエンジニアリングチームの強化

  • 国内市場での営業活動強化に向けた採用

  • 海外市場展開を見据えた国内外のパートナー開拓に向けたチームの設立

  • 人事、在庫管理等のコーポレートチーム拡充

  • 広報戦略立案、広報活動強化に向けた採用

新規投資家からのコメント

Spiral Innovation Partners 株式会社

ジェネラル・パートナー 鎌田 和博氏

エイトノットのさらなる事業成長に向けて、Spiral Innovation Partnersが運営する「ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fund」より出資させていただくこととなりました。エイトノットは船の自動運転技術を開発していますが、我々も実際に乗船してみてその技術がもたらす未来に大変ワクワクしております。特に離島などの地方交通インフラが抱える、乗船員の人材確保などの問題の解決に貢献していくことを期待しております。木村CEOのリーダーシップのもと、エイトノットが水上モビリティにおける自動運転の普及を牽引していけるよう、Spiralのチーム一同も全力でサポートしてまいります。

伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社

General Partner 小川 剛氏

エイトノット社が提供する小型船舶向け自律航行プラットフォームは汎用性も高く、将来的には小型船舶に限らず様々な船舶の自律航行を実現するものと考えています。これはAI × Robotics技術並びに船舶知識を兼ね備えたチームあってのものであり、世界で戦える日本発のソフトウェアカンパニーになることを期待しています。また船舶領域は世界でも日本企業がリードしている市場であり、当社も早期にグローバル展開を実現し、将来世界中のコネクティッド船舶に様々な価値を提供するサービスプロバイダーになるものと信じております。今回、出資させていただくにあたり弊社としても世界中の船舶の事故を減らし誰もが安全に水上交通を利用できるような世界を実現すべく全力で支援していきたいと考えております。

QBキャピタル合同会社

アソシエイト 塩見 健太氏

木村社長はじめ創業チームの自律航行システム実現に向けた熱量や、業界的に既存のプレイヤーが取ることが難しい開発アプローチ、自律航行技術の社会実装へむけた各種取組に魅力を感じた事と、実際に自律航行システムが搭載された船舶にも乗船させて頂き、その技術力の高さに感銘を受け今回出資をさせて頂きました。自律航行を通じた新たな水上モビリティ社会創出に向けて引き続き支援して参ります。

株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ

代表取締役社長 豊福 力也氏

この度、エイトノット様への出資の機会を頂き、大変嬉しく思います。小型操船の現状や課題およびそれらへの対応策については、労働人口が減少するなかで必須になるものと確信して、今回出資を決定いたしました。社会課題の解決に真摯にエネルギーを注がれている木村様の熱いプレゼンテーションも心に刺さりました。エイトノット様の成長に貢献できるよう微力ながら伴走してまいります。

旭洋造船株式会社

代表取締役社長 越智勝彦氏

弊社は1942年に山口県下関市で創業した造船所です。この度、貴社の持つ自律航行技術と弊社の建造技術を掛け合わせることで、大きな相乗効果を生み出せると思い、出資させて頂きました。海運業界にとって船員不足は深刻な課題ですが、貴社の自律航行技術は業界の抱える課題を克服するだけでなく、更なる社会貢献に繋がる可能性を有しております。 貴社の掲げる【「海のDX」と「船舶のロボット化」を推進し、社会課題の解決と海起点の新たな経済圏の創出】の実現に向け、これからも旭洋造船社員一同応援して参ります。

イワキテック株式会社

代表取締役社長 山本一郎氏

弊社工場は瀬戸内海の離島に位置しており、通勤や業務、生活のすべてにおいて海上輸送が重要なインフラとなっています。航路の維持・改善は今後の重要課題であり、エイトノット様の自律航行技術に大いに期待しております。この度、弊社の立地や設備が貴社の発展にお役に立てるとの思いから、出資させていただきました。

主な採択および表彰実績

令和3年度

広島県 D-EGGS プロジェクト

令和4年度

国土交通省 令和4年度 スマートアイランド実証調査業務

内閣府 みちびきを利用した実証実験

広島県 サキガケプロジェクト

愛媛県 デジタル技術実装支援事業(トライアングル愛媛)

令和5年度

NEDO 2023年度「SBIR推進プログラム」(連結型)

Global DeepTech Accelerator Osaka

東京都政策企画局 東京ベイeSGプロジェクト

東京都 次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業

経済産業省 J-StarX フランスコース

国土交通省 R5 スマートアイランド実証調査業務

愛媛県 デジタル技術実装支援事業(トライアングル愛媛)

令和6年度

HIROSHIMA UNICORN10 STARTUP ACCELERATION 2024

大阪産業局 第2回HeCNOS AWARD カーボンニュートラル分野 優良賞

愛媛県 デジタル技術実装支援事業(トライアングル愛媛)

関連URL

エイトノット AI CAPTAIN紹介動画

https://youtu.be/b42DSEfclc8

エイトノット ニュースルーム

プレスリリースやメディア掲載情報など当社の事業に関する最新トピックをまとめています。

https://8kt.notion.site/e1be34f808ec46ad962773275f662811

出資者概要

会社名称:Spiral Innovation Partners株式会社

ファンド名称:ゆうちょ Spiral Regional Innovation 1号投資事業有限責任組合

代表者:代表組合員 鎌田 和博

所在地:東京都港区虎ノ門5丁目9番1号 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 504

ウェブサイト:https://spiral-cap.com/

会社名称:伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社

ファンド名称:テクノロジーベンチャーズ6号投資事業有限責任組合

代表者:代表組合員 中野 慎三

所在地:東京都港区北青山2-5-1 伊藤忠ビル4F

ウェブサイト:https://www.techv.co.jp/

会社名称:QBキャピタル合同会社

ファンド名称:QB第二号投資事業有限責任組合

※株式会社NCBベンチャーキャピタルと共同運営

代表者:代表社員 坂本 剛

所在地:福岡市早良区百道浜2-1-22 SRPセンタービル706

ウェブサイト:https://qbc.co.jp/

会社名称:株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ

代表者:代表取締役社長 豊福 力也

所在地:千葉県浦安市美浜一丁目8番1号

ウェブサイト:https://www.oli.olc.co.jp/

会社名称:旭洋造船株式会社

代表者:代表取締役社長  越智 勝彦

所在地:山口県下関市長府港町8番7号

ウェブサイト:https://www.kyokuyoshipyard.com/

会社名称:イワキテック株式会社

代表者:代表取締役社長 山本 一郎

所在地:愛媛県越智郡上島町岩城6017番地

ウェブサイト:https://iwakitec.co.jp/

会社名称:DRONE FUND株式会社

ファンド名称: DRONE FUND 3号投資事業有限責任組合

代表者: 代表取締役 千葉 功太郎

所在地: 東京都港区虎ノ門5丁目9番1号 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 402

ウェブサイト:https://dronefund.vc

会社概要

会社名:株式会社エイトノット

英表記:Eight Knot Inc.

設立:2021年3月8日

役員:代表取締役CEO 木村裕人、取締役CTO 横山智彰 、社外取締役 蓬田和平

本社所在地:大阪府堺市北区長曽根町130番地42 S-Cube本館313号室

東京オフィス:東京都江東区亀戸1-16-8 鯨岡第一ビル3C

広島オフィス:広島県広島市中区上八丁堀7-1 HIOS HIROSHIMA 405号室

事業内容:水上モビリティの自律航行システム開発・販売

ウェブサイト:https://8kt.jp

X(旧Twitter):@8ktjp

Facebook:https://www.facebook.com/8ktjp

LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/8kt

Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/eightknot

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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