HMS株式会社のAI自動配筋検査システムがCEATEC AWARD受賞

HMS株式会社のAI自動配筋検査システムがCEATEC AWARD受賞

HMS株式会社、CEATEC AWARDで栄誉ある受賞を達成

HMS株式会社は、デジタルイノベーションの国際展示会「CEATEC 2024」において、自社のAI自動配筋検査システム「GEMBA3D」がイノベーション部門賞を受賞したことを発表しました。このシステムは、配筋検査の自動化を実現し、建設業の効率化に寄与することが期待されています。CEATEC 2024は2024年10月15日から18日まで開催され、HMS株式会社はブース番号5H141で「GEMBA3D」を展示します。

この記事の要約

  • HMS株式会社がCEATEC AWARD 2024を受賞。
  • 受賞対象はAI自動配筋検査システム「GEMBA3D」。
  • CEATEC 2024は10月15日から18日で実施。

HMS株式会社は、日本国内最大級のデジタルイノベーションの総合国際展示会「CEATEC 2024」において、AIを活用した自動配筋検査システム「GEMBA3D」が、「CEATEC AWARD 2024」のイノベーション部門賞を受賞しましたので、お知らせいたします。

「GEMBA3D」は、2024年10月15日(火)から同18日(金)まで開催予定のCEATEC 2024の当社ブース(ブース番号:5H141)でご覧いただけます。

GEMBA3D実機(プロトタイプ)

AIを活用した自動配筋検査システム「GEMBA3D」について

コンクリート構造物にとって非常に重要な配筋検査は、現在ほとんど手作業で行われており、建設現場に大きな負担をかけています。GEMBA3Dは、この配筋検査を自動化し、建設現場のDXを強力に推進します。

鉄筋スキャンイメージ

GEMBA3Dでスキャン・作成された3Dモデルは、手元のスクリーンですぐに確認ができます。そのため、スキャンしたその場で、必要な水準の 3Dモデルなのか確認でき、『事務所で構築したら再スキャンが必要だった』などの手戻りをなくすことが可能です。

また、建設業用アプリ”Chex®”の配筋検査レポートシステムと統合されているため、自動的に設計データと照合され、検査結果はすぐに表示されるともに、検査フォームは確認結果に基づいて自動的に作成されます。

Chex®は株式会社YSLソリューションが提供する建設業向け業務効率化アプリ

〈特徴〉

・マルチセンサーフュージョンによる3D再構成を可能にしたスマートデバイス

・エッジコンピューティング機能による VisualSLAM およびToF 3D 点群取得に基づく高精度な3D位置合わせ

・特許技術に基づいたクラウド上で3D点群再構成

鉄筋スキャンから検査レポート作成までをワンストップで実現し、配筋検査の所要時間を大幅に削減

GEMBA3Dは現在鉄筋検査を主目的に開発を進めていますが、配管設備など様々な物体を識別して3D記録が可能なため、様々な現場での幅広い活用が可能です。

また、GEMBA3Dは2024年2月に 国土交通省「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3基金事業)」に採択されております。

GEMBA3Dが目指す効率化

①鉄筋をセンシングすると自動的に最適な検査用写真を取得し、自動的に帳票化を行う

②センシングした鉄筋をほぼリアルタイムで3Dモデル化し、設計データと照合して自動配筋検査を短時間に実施

③人が行うべき検査項目を減らす

CEATEC AWARD(シーテック アワード) 2024と選評について

CEATEC AWARD2024はSociety 5.0の実現を促し、新たな価値と市場の創造・発展に貢献、関係する産業の活性化に寄与することを目的として実施されております。

「CEATEC AWARD 2019 審査委員会」より「配筋検査自動化・効率化により、人手不足の建設業界の課題解決が評価される」との選評をいただきました。

※CEATEC AWARD(シーテック アワード) 2024【主催者公式ホームページ内特設ページ

出展概要

【 展示ブース 】

出展エリア:General Exhibits(通常出展)

ブース位置:5H141

【 展示内容 】

製造・建設現場の課題を革新する『AI×ロボット×ARソリューション』の展示

●GEMBA 3D: AIを活用した自動配筋検査システムで、工期の短縮と精度の向上を実現

●現場スキャンロボット: 3DスキャンとAIにより、現場のマップを生成

●ARグラス: 野外使用可能な鮮明な画像とジェスチャー操作で、遠隔支援が可能

●スマートヘッドギア: 遠隔会議も可能なヘルメット装着型の映像記録ギア

製造・建設現場の課題を革新するAI×ロボット×ARソリューションを展示いたします

【 CEATEC 2024 概要 】

会期:2024年10月15日(火)~10月18日(金)10:00~17:00
会場:幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1)
  ※【主催者公式ホームページ】 【公式ページ内の当社紹介

開催趣旨:経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、「共創」によって未来を描く

株式会社HMS 会社概要

●会社概要
社名:HMS株式会社(HMS Co., Ltd)
代表取締役社長:胡 振程(HU ZHENCHENG)
事業内容:スマートデバイス事業およびスマートクラウドサービス事業

      ・スマートAIカメラ『SiNGRAY』シリーズの開発・提供

      ・AI画像処理プラットフォーム『SiNGRAY NET』の開発・提供
設立:2018年9月13日
本社:〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目12−12 第5グリーンビル4F
企業URL:https://www.hms-global.com
お問い合わせ:info@hms-global.com

●インテリジェントセンシング分野の垂直統合サプライヤーとしてのHMS株式会社

当社は、最先端のセンシング技術を基盤に、産業現場のDXを加速させるソリューションを提供しています。当社のセンシング技術は、2019年にCES2019ロボティクス&ドローンイノベーション大賞を受賞したSiNGRAY Aシリーズに代表される、高速VSLAM+AIエンジンを搭載した高精度3Dセンシング技術です。

この技術と「お客様に感動を与える商品を開発する」という開発ポリシーを核に、『AIスマートカメラ(インテリジェントビジョンモジュール)』と『AWSとタッグを組み開発した、エッジ(機器の設置箇所)とクラウドを協働させた画像処理クラウドサービス』の2事業を展開しています。

インテリジェントビジョンモジュールおよびスマートデバイス、そして、それらのスマートデバイスをクラウドと協働させ統合するソリューションを一気通貫でグローバルに提供できるインテリジェントセンシング分野の垂直統合サプライヤーとして産業DXを強力に推進します。

AIと3Dセンシングにおける保有技術を武器に産業DX・ロボティクスを推進し、スマート社会実現の一翼を担います

●代表プロフィール
胡 振程(HMS株式会社 創業者 兼 代表取締役社長)
2001年に、熊本大学大学院にて自然科学研究科博士号取得後、カナダの画像処理ソフトウェアおよびハードウェアメーカーMatrox社に勤務。
2003年から2015年まで熊本大学大学院自然科学研究科で准教授、2014年にはアメリカのカーネギーメロンCMU大学で客員教授。2015年から2018年は、中国同濟大学客員教授。
また、車載カメラベンチャーを立ち上げ、年間量産130万台まで成長させた後に業界最大手に売却。2018年に福岡にて当社を創立。
20年以上に渡って、画像処理技術、車載センシング技術の研究開発及び、カメラモジュールの設計生産技術開発、海外での大規模製品開発と量産・販売を通じ、先端技術の事業化を行ってきた。

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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