経済産業省が発表した「今日何食べよ?byカロママ プラス」実証ユースケース

経済産業省が発表した「今日何食べよ?byカロママ プラス」実証ユースケース

経済産業省が推進する新たなヘルスケアユースケースの発表

経済産業省は、株式会社Wellmira、Arteryex株式会社、株式会社Y4.comの3社による新たなユースケース「今日何食べよ?byカロママプラス」を発表しました。このプロジェクトは、個々の体調や好みに基づいて食事を提案するもので、今秋の大阪・関西万博での実証を目指しています。3社は、パーソナルヘルスレコード(PHR)の活用を通じて、日本のヘルスケアの発展に寄与する考えです。参加企業が連携し、デジタルヘルスの新たな展望を切り拓く取り組みとして注目されています。

この記事の要約

  • 経済産業省が新たなヘルスケアユースケースを発表。
  • 「今日何食べよ?byカロママプラス」が大阪万博で実証予定。
  • 3社がPHRサービスの成長とヘルスケアの発展を目指す。

株式会社Wellmira

Arteryex株式会社

株式会社Y4.com

経済産業省の「令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)」に採択された、株式会社Wellmira(代表取締役CEO:渡辺敏成、以下「Wellmira」)、Arteryex株式会社(代表取締役:李東瀛、以下「Arteryex」)、株式会社Y4.com(代表取締役:安嶋幸直、以下「Y4.com」)の3社が経済産業省の事業としての大阪・関西万博への出展に向けて共同で取り組むユースケース「今日何食べよ?byカロママプラス〜あなたの体調や好み!?を考えたお食事をパーソナルにご提案〜」の概要を本日発表致します。

私共3社は本ユースケースの実証を通じて、PHRサービスならびにマーケットの成⻑に寄与し、日本のヘルスケアサービスのさらなる発展に貢献してまいります。

■大阪・関西万博に出展予定の実証ユースケース
「今日何食べよ?byカロママ プラス〜あなたの体調や好み!?を考えたお食事をパーソナルにご提案〜」の概要

 本ユースケースは、AI健康アプリ「カロママ プラス」のアドバイス機能を用いてパーソナライズド・ニュートリション(※)を実現するサービスです。
「カロママ プラス」に記録された食事、運動、睡眠、気分などのライフログデータと、「パシャっとカルテ」「Vital Gain」に記録された服薬や検診情報をもとに、パーソナルAIが、ユーザーひとりひとりに最適な健康アドバイスや食事を提案します。

(※)パーソナライズド・ニュートリションとは:健康データなどをもとに、ひとりひとりに最適な食事や栄養を提供したり、栄養改善を行っていくこと

<ユースケースイメージ:

大阪万博会場で体験できる!パーソナルAIが一人一人の健康を考えて、万博会場や周辺飲食店のおすすめメニューをご提案>

 本ユースケースでは、「カロママ プラス」のデータと「パシャっとカルテ」「Vital Gain」のPHRデータを組み合わせることで、来場当日に、パーソナルAIが万博会場や周辺飲食店のおすすめ食事メニューを提案します。

大阪・関西万博へのご来場前に、「カロママ プラス」に食事や運動、睡眠、気分などライフログを数日間入力し、「パシャっとカルテ」「Vital Gain」に登録した健診・服薬およびウェアラブル情報などのデータを連携することで本体験を実現します。

ユーザーの体調や好みを考慮したパーソナルな食事提案をすることで、ユーザーが自然に健康的な行動をとれるようサポートします。

  

■「令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)」について

 本実証事業は、実証後の2025年4月から開催される「いのち輝く未来社会」をテーマにした大阪・関西万博を通じて、事業者・国民がともに開かれた環境で多様なPHRとサービスが繋がり、新たな商品やサービスを生み出す事業者、それを安心して利用する国民の、より豊かな生活・体験が広がる未来への礎を築き、PHRによる“自然と健康になれる社会”の実現を目指しています。

 本事業期間には、運動、睡眠、食事等の各テーマにおいて、PHR事業者及びサービス事業者の協調のもと、情報連携基盤「PHR CYCLE」を介しサービス事業者1社に対し複数のPHR事業者のPHRが提供されることで、これまでにないユースケースを創出するとともに、PHRサービスを提供する仕組みを実証的に実現します。

 PHR事業者とサービス事業者のマッチングを経て今回創出された10件のユースケースは、今後PHR事業者とサービス事業者により情報連携基盤「PHR CYCLE」との接続を行います。2025年4月以降には創出されたユースケースを大阪・関西万博での国民の体験機会を設ける予定であり、PHRサービス利用者の拡大を目指して順次社会実装を進めてまいります。

 本事業の詳細は公募サイト<URL:https://phr-expo-data-utilization.meti.go.jp/>をご覧ください。

■事業者情報

<サービス事業者>

株式会社Wellmira

『世界中の誰もが、自然に健康になれる社会を創る』をミッションに、PHRを活用し、個人の行動変容、企業のヘルスケアに関する課題を解決していきます。
本ユースケースのサービス母体であるAI健康アプリ「カロママ プラス」を提供しています。

【本 社】 東京都千代田区神田須田町1丁目23-1 住友不動産神田ビル2号館11階

【代表者】代表取締役社長兼CEO 渡辺敏成

【URL】 https://www.wellmira.jp/

【本事業で提供するサービス】AI健康アプリ「カロママ プラス」 https://calomama.com/

<PHR事業者>

Arteryex株式会社

医療情報の利活用を促進しユーザーに価値を還元すること目指し、医療情報プラットフォーム提供事業、医療/ヘルスケアに関する事業・システム開発、「パシャっとカルテ」を中心とした自社製品の運用を行っております。

【URL】https://arteryex.biz/

【本事業で提供するサービス】 医療情報管理アプリ「パシャっとカルテ」 https://arteryex.biz/click-karte/

株式会社Y4.com

日本が抱える健康・医療・介護の分野の社会問題にフォーカスし課題解決に取り組みます。

健康状態を顕す重要指標を可視化し行動変容を促す健康アプリ「Vital Gain(バイタルゲイン)」を提供しています。

【本 社】東京都千代田区大手町1丁目5-1大手町ファーストスクエアイーストタワー4F

【代表者】代表取締役 安嶋幸直

【URL】https://y-4.jp/ja/

【本事業で提供するサービス】 Vital Gain(バイタルゲイン)https://support.vitalgain.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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