チームラボ のNFTニュース|チームラボ、NFT作品《Matter is Void》で所有とは何かを模索する。NFT所有者が作品を書き換えることで、作品の価値が変化する。

チームラボ のNFTニュース|チームラボ、NFT作品《Matter is Void》で所有とは何かを模索する。NFT所有者が作品を書き換えることで、作品の価値が変化する。

チームラボ のNFTニュース|チームラボ、NFT作品《Matter is Void》で所有とは何かを模索する。NFT所有者が作品を書き換えることで、作品の価値が変化する。

​チームラボは、NFT作品《Matter is Void》を発表します。
 

NFTは1つですが、NFTによって作品の唯一性は付与されません。作品自体は誰でもダウンロードし、何人でも所有することができます。つまり、NFTを所有していようがしてなかろうが、ダウンロードされた作品は、何も区別することができないし、全て本物です。

この作品は、「Matter is Void」と書かれている作品です。
しかし、この作品のNFT所有者は、作品内の言葉を自由に書き換えることができます。NFT所有者が言葉を書き換えると、世界中で所有されている全ての作品が、その言葉に書き変わります。そして、NFT所有者の言葉により、作品の価値が変化するだけでなく、所有されたり展示されたりする作品数が増減するため、この作品を書き換えることができる価値、すなわち、この作品のNFTの価値も変化していくでしょう。

チームラボは、《Matter is Void》を通して、所有とはなにかを模索します。

なお、この作品は、青森県立美術館で、3月上旬から下旬まで展示予定です。

※作品のNFTのドロップ時期は後日発表いたします。
※作品のダウンロード方法は後日発表いたします。

【作品】
Matter is Void – Black in White

teamLab, 2022, Digital Work, Endless
作品詳細: https://www.teamlab.art/jp/w/matterisvoid_blackinwhite/

 

チームラボは、《Matter is Void》を通して、所有とはなにかを模索する。

この作品は、NFT作品である。この作品のNFTは1つだけだが、NFTによって作品の唯一性は付与されない。作品自体は誰でもダウンロードし、何人でも所有することができる。つまり、NFTを所有していようがしてなかろうが、ダウンロードされた作品は、何も区別することができないし、全て本物である。

この作品は、チームラボによって「Matter is Void」と書かれている。しかし、この作品のNFT所有者は、作品内の言葉を自由に書き換えられる。NFT所有者が言葉を書き換えると、世界中で所有されている全ての作品が、その言葉に書き変わる。

そして、NFT所有者の言葉により、作品の価値が変化するだけでなく、その言葉に価値があれば、作品を所有する人は増え、その言葉に価値がなければ、作品を飾る人はいなくなるだろう。多くの人が見ている作品を書き変える価値は高いかもしれないが、誰も表示していない作品を書き変える価値は低くなるかもしれない。すなわち、NFT所有者の言葉によって、この作品のNFTの価値も変化していくだろう。

書かれた言葉の文字は、公転と自転を続ける。回転し続ける文字は、角度によっては認識でき、全体として意味を認識できる瞬間も訪れるが、再び、文字として認識できない意味のないものとなる。文字の公転は、視覚的には、左回転も右回転も同等であり、どちらかの方向の回転を意識するかによって、左回りにも、右回りにもなる。

【チームラボ / teamLab】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。

チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。

ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》「チームラボボーダレス」を開館。2022年末まで東京・豊洲に《水に入るミュージアムと花と一体化する庭園》「チームラボ プラネッツ」開催中。2019年上海・黄浦濱江に常設ミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」を開館。2020年6月にマカオに常設展「teamLab SuperNature Macao」オープン。

チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)、モコ美術館(アムステルダム、バルセロナ)に収蔵されている。

teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.

チームラボ: https://www.teamlab.art/jp/
Instagram: https://instagram.com/teamlab/
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Twitter: https://twitter.com/teamLab_news
YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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