ブロックチェーンロック社、分散型ID認証の「Polygon ID」の初のオフィシャルパートナーとして認証システムの展開を開始

ブロックチェーンロック社、分散型ID認証の「Polygon ID」の初のオフィシャルパートナーとして認証システムの展開を開始

ブロックチェーンロック社、分散型ID認証の「Polygon ID」の初のオフィシャルパートナーとして認証システムの展開を開始

ゼロ知識証明でより安全な個人認証を実現

ブロックチェーンロック株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役:岡本 健)は、Polygon Labs(本社:スイス CEO:Antoni Martin Bertran)が運営するPolygon IDの初のグローバル・オフィシャルパートナーに認定されました。空間シェアリングの統合プラットフォームであるKEYVOXにPolygon IDテクノロジーを統合することで、ゼロ知識証明によるスマートロックの解錠ができるようになりました。
Polygon IDが提供するゼロ知識証明プロトコルであるZK Proofを利用することで、個人の情報を提供しないで認証が必要となる様々なユースケースで、個人情報を保護しつつより安全にロックの解錠をすることができるようになりました。

ブロックチェーンロック社が立ち上げた「KEYVOX」ソリューションは「サービス + デバイス」を統合した空間シェアリングの統合プラットフォームで、カギの管理に加え、予約、決済、チェックインをKEYVOXアプリケーションで行うことができます。さらに、NFT(非代替性トークン※)による解錠を支援する「NFTチェックイン」の機能が追加された「NFTプラットフォーム」は、NFTを保有するゲストが、自身のデジタルウォレットでチェックインをする際に、NFTの保有を認証することで、チケットや会員権として特定サービスへのアクセスを認証することができます。

今回、Polygon IDとの連携により、新たな認証機能を追加した。これにより、発売中のデバイス「BCL-QR1」を利用することで、ゼロ知識証明でドアを解錠することができます。

BCL-QR1は、QRコードでドアを開けるために設計され、世界中の多くの電気錠でも動作します。このQR1を利用することで、例えば、組織Aの資格情報を持つ人にアクセスが許可されている場合、組織Aの個人は、自身のプライバシーを守ったまま、パートナー組織Bの部屋のドアを開けることができます。Polygon IDによるプライバシー保護を実現し、より優れたセキュリティを提供します。

利用方法

ブロックチェーンロック社の独自ウォレットであるKEYVOX GoにPolygon ID Wallet SDKsを統合しました。これにより、KEYVOX Goウォレット(またはPolygon ID互換ウォレット)を搭載したスマートフォンにて、ドアに表示されているQRコードをスキャンします。その後、アクセスするために必要な証明を提出するように求めらるので、利用者が同意した場合、アプリは、適切な認証書を持っていることを証明するゼロ知識証明を生成します。システムはゼロ知識証明を検証し、利用者にスペースへのアクセスを許可します。

本発表に際し、ブロックチェーンロック社の代表の岡本は「Polygon IDとのこのパートナーシップが、私たちが今までに行った中で最も賢明な決定の一つであると確信しています。NFTはトークンを鍵として利用する道を開拓しましたが、今度はPolygon IDがプライバシーに配慮した認証に道を開いています。Polygon IDとKEYVOXによって、ブロックチェーン技術の未来はより明るいものになるでしょう。」とコメントしています。

また、Polygon Lab社のテクニカルセールス責任者、Silvia Aran氏は「ブロックチェーンロック社がその堅牢なソリューションに、Polygon IDの技術を統合することで、仮想世界だけでなく、物理世界でもプライバシーを伴うIDアクセス管理の世界に革命を起こす先例となると確信しています。」とコメントしています。

■Polygon IDについて

Polygon IDは、自己主権型アイデンティティ(SSI)の原則に従い、プライバシー機能によって支援された安全で信頼できるユーザーとアプリケーション間の関係を構築するためのアイデンティティインフラストラクチャのセットです。 Polygon IDは、信頼発行者がSSIエコシステムの各メンバーのために作成されたSDKと検証可能な資格情報を介して信頼検証者に接続できるようにします。個人は検証可能な資格情報を個人ウォレットに受信し、保存し、ゼロ知識証明を使用して個人に関する情報を保護しながら検証することができます。これにより、個人情報を必ずしも公開することなく、オフチェーンアプリケーションおよびスマートコントラクトと安全にやり取りできるようになります。

■ブロックチェーンロック株式会社について

ブロックチェーンロック社は、インターネット、ブロックチェーン及びIoT業界での多くの経験を積んだ経営陣から構成される、ブロックチェーンとIoT専門の技術集団。世界中の資産に安全なアクセスを提供するという意味の「Unlock the World」をミッションとして、東京を拠点に活動しています。世界中の遊休資産をブロックチェーンとIoTの力でより安全にシェアリングできる世界を目指し、「KEYVOX」サービス(アクセス権管理プラットフォームおよびIoTデバイス)の開発、展開を行っています。主力製品は、Web3テクノロジーを使用したスマートロックで、NFT、DID、ゼロ知識証明で解除するソリューションを提供しています。

KEYVOXサービス詳細: https://www.keyvox.co

Polygon IDサービス詳細:https://polygon.technology/polygon-id
会社概要  : https:/blockchainlock.com


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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