ネパールの大学と提携した採用プログラムが結実人手不足解消  卒業後は日本での就労保証し即戦力として活躍期待 外国人にもわかりやすい「絵の社訓」で理念共有 4月3日入社式

ネパールの大学と提携した採用プログラムが結実人手不足解消  卒業後は日本での就労保証し即戦力として活躍期待 外国人にもわかりやすい「絵の社訓」で理念共有 4月3日入社式

ネパールの大学と提携した採用プログラムが結実人手不足解消  卒業後は日本での就労保証し即戦力として活躍期待 外国人にもわかりやすい「絵の社訓」で理念共有 4月3日入社式

「ラーメン」をFC事業展開する株式会社(本社:東京都区、代表取締役社長:中原誠)は、ネパールの大学「ミッドバレー・インターナショナルカレッジ」と提携し、当社への入社を前提としたプログラムを終了した初の卒業生8名の入社式を、2023年4月3日(月)におこないました。

■「単位取得」と「日本での就職」がセットのプログラム 卒業後は即戦力として活躍期待

    2019年開講時、選考の模様                  2023年入社式の模様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当社は、2019年にネパール・カトマンズにある「ミッドバレー・インターナショナルカレッジ」と提携し、当大学のホスピタリティマネジメント部に当社のマネージャー候補として就労する人材を育成する新コースを設けました。

 新コースは、3年次・4年の2年間、日本語やビジネスマナーに加えて、当社の企業理念や店舗運営に必要なスキルとして接客・金銭授受・レジの使い方などを学び、かつ卒業に必要な大学の単位も取得できるプログラムです。開講当初は、日本に憧れを持っているにも関わらず日本語がほとんど話せなかった学生たちでしたが、2年間で日常会話レベルを習得し、当社の企業理念の共有や、日本独自の“おもてなしの心”なども学んだことから、即戦力としての活躍が期待できる人材を採用することができました。

 2020年1月に開講式をおこない、2021年には半年間来日してのインターンシップを経て、2022年3月に卒業し、同年夏ごろには日本で就労を開始できる予定でした。しかし、2020年初めからコロナ禍に見舞われたため、インターンシップの中止、就労の延期を余儀なくされました。
この度、ようやくビザを取得できたことから、来日し入社式を執り行うことができました。当社は「単位取得」と「日本での就職」がセットになった当プログラムの提供により、ネパールの若者の就労機会の創出と、日本の飲食業の人材不足解消・サービスの質の向上を図ることができると考えています。

■「絵の社訓」で理念を“見える化” 外国人にも伝わりやすく即戦力につながる

当社は、2007年から外国人採用を開始し、現在人の優秀な外国人社員が勤務しています。当社の外国人社員はベトナム人が一番多く、ついでモンゴル人が多く在籍しており、いずれも採用は代表が自ら現地を訪れて選考してきました。また現在、外国社員に限らず、新卒や中途入社の社員なども入社の背景や価値観が異なり、多様性が増しています。
そこで当社は、多様な背景を持つ社員が理念の共有を円滑にできるよう、早くから「絵の社訓」を導入してきました。「絵の社訓」とは、当社のルーツである福島県喜多方市の「坂内食堂」の昭和30年代当時の写真をベースに、地元出身の色鉛筆作家の大竹惠子氏によって描かれた絵画です。この「絵の社訓」は、当社が運営する全店に掲げ、社員全員がこの絵のような笑顔を理想として行動を促しています。解釈や行動は各自が異なっていても、目指す理想像は誰にでもわかりやすく、社員教育に高い効果を発揮しています。

 この度の、「ミッドバレー・インターナショナルカレッジ」との提携による採用強化も、日本語能力の優劣よりも理念の共有こそが離職率低下や即戦力につながるという考え方のもと、「絵の社訓」を用いた理念共有を重要視したカリキュラムを実施しました。

■海外人材に対し、NFTとVCを活用した「キャリア証明書」を発行する3つの理由

 NFT証明書の発行を通じて個人と企業そして国の持続可能な成長を実現する「人材環流エコシステム」を形成。

 NFT証明書を活用した採用・雇用支援、そしてキャリア開発環境を整備することで海外人材の活躍を促すと共に、日本から帰国した還流人材との協業機会も創出するなど、あらゆる人材が活躍できるエコシステムの構築を目指します。海外人材に対し、NFTとVCを活用した「キャリア証明書」を発行する3つの理由

 

1. 個人と企業が、国境を跨いでアイデンティティを管理・検証できる

NFTとVCを活用した「キャリア証明書」によって、海外人材の学歴やキャリアに関する情報をオンライン上で検証できるようになります。企業側は、その真正性をすぐに検証でき、採用プロセスの効率化を図ることができます。特に、採用前段階においては、教育機関における学歴情報が正確に可視化、保証されることで、プロフィールの改ざん等もなく悪質なブローカーの介在のないクリーンな越境入国が実現できます。

 

 

 

2. 職歴を蓄積・可視化し、海外人材のキャリア支援に繋げることができる

従来、海外人材が日本企業で得たキャリアはブラックボックス化され、その後のフォローアップを十分に行うには課題がありました。そこで、DID(※)に紐づけた「キャリア証明書」で職歴を蓄積・可視化することで、海外人材のキャリアを支援することができます。さらに、この仕組みによって、入国後も海外人材が日本で働いた期間や、どのような業務を担当したかなど、正確な情報を記録し、永続的に保管することができるため、勤務開始後も、海外人材のスキルやキャリア情報を正確に把握し、人材に適切なキャリアを提示できるとともに、キャリアを長期的に見据えた育成を行いやすくなります。

 

※DID(Decentralized Identifier)とは、ブロックチェーンなどの暗号技術を用いることにより、一切の組織または政府から独立してユーザーが作成、所有、管理できるIDのこと

 

3. 海外人材に対する企業ブランディングの向上につながり、優秀な人材を惹きつけることができる

「キャリア証明書」を発行することで海外人材のキャリア形成を支援する企業として信頼性を高め、海外人材にとって会社を選ぶインセンティブとなり、グローバル市場での採用競争力を向上させることができます。

 

当社は今後も、外国人社員には、異国出身ならではの視点から生み出される新たな発想を活かした提案やマネジメントを期待しています。

当社は、今後ますます深刻化する人材不足に備え、他社とは異なるアプローチでの解消を図ることで、日本の外食産業をリードし、海外に日本の食文化を伝える伝道師の役割を担いたいと考えています。

【会社概要】
社名:株式会社 麺食
代表:代表取締役社長 中原誠
本社所在地:
  TEL:03-3298-6161
設立日:1988年5月
URL:http://ban-nai.com/
資本金:2,500万円
従業員数:400人 (2023年1月現在)
事業内容:
・「喜多方ラーメン坂内」FC事業展開、FC業務に付随する業務全般
国内64店舗(直営店22店舗、加盟店42店舗)、海外6店舗
・その他飲食業「そば処 笑庵(しょうあん)」1店舗、スペインバル「Bar de ollaria(バル デ オジ
ャリア)」1店舗、ベトナム料理「ヴェトナムアリス」1店舗、アジア料理店「88 Asia」1店舗の
運営
・新業態開発と運営


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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