DigitalBlast、NFTを用いたデータ流通基盤「ALICE(アリス)」の開発に着手

DigitalBlast、NFTを用いたデータ流通基盤「ALICE(アリス)」の開発に着手

DigitalBlast、NFTを用いたデータ流通基盤「ALICE(アリス)」の開発に着手

宇宙に関わるデータ(衛星データ等)と地上データの融合を図るため、NFT発行でデータ固有を証明し出品・購入を可能に

宇宙産業の活性化や宇宙業界の新事業創出をサポートする株式会社DigitalBlast(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:堀口真吾、以下DigitalBlast)は、衛星データをはじめとする宇宙に関するデータとさまざまな地上データの融合を図るため、ブロックチェーン上のデジタルアイテムであるNFTを用いたデータ流通基盤「ALICE(アリス)」の開発に着手したことをお知らせいたします。今後、開発を進め、早ければ2023年5月ごろのリリースを目指しています。
また、ALICEで流通される衛星データの出品・購入が可能な衛星データマーケットプレイス「SATELITE(サテライト)(仮称)」も同時展開する予定をしています。

開発背景・課題
NFTとは、Non-Fungible Token(代替不可能なトークン)の略称で、ブロックチェーン技術を活用することで、コピー・複製が容易だったデジタルデータに唯一無二の価値を付与する技術です。ゲームやアートを中心に、実用化が進んでいます。
衛星データをはじめとする宇宙に関するデータは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)や限られた衛星サービス事業者から販売・提供されるデータが中心となります。現在は、ある一定のユーザーから提供されるデータであることで、信頼性を有していますが、宇宙ビジネスの市場規模は2040年代に100兆円にも達すると試算され(※1)、産業の拡大が進むとともに、データの複製や改ざんが起り得る可能性が出てきます。
そこで、DigitalBlastは宇宙に関するデータにNFTを発行することで、データ自体の価値を保証し、さらにそのサービス上で売買・譲渡が可能となるデータ流通基盤「ALICE」の開発に着手する運びとなりました。

※1:Haver Analytics, Morgan Stanley Research

データ流通基盤「ALICE(アリス)」の概要
ALICEは、衛星データ等の宇宙に関するデータの流通、所有者証明を目的としたプラットフォームです。所有者証明には、ブロックチェーンを採用しており、ALICEを通じてブロックチェーン上にNFTを発行することができ、そのデータは唯一性を保持します。発行されたNFTは、ユーザー間で売買・譲渡することが可能となります。また、データの著作権を持つ事業者やユーザーは、二次流通におけるロイヤリティが還元されます。
宇宙に関するデータに限らず、地上で取得されるデータやアート、画像、動画などのデジタルデータも取り扱う予定です。衛星データと地上のデータを掛け合わせたデータも、NFTを発行しALICE上で流通させることが可能となります。
なお、本サービスは、高い処理能力と低コスト、開発者視点で利便性の高いブロックチェーンのプラットフォーム「Flow Blockchain」を利用し、開発を進めています。「Flow Blockchain」は、世界で高い人気を誇るトレーディングカードの取引プラットフォーム「NBA Top Shot」などで使用されています。

 

 

データ流通基盤「ALICE」の全体像データ流通基盤「ALICE」の全体像

衛星データマーケットプレイスSATELITEサテライト(仮称)の概要
SATELITE(仮称)は、ALICEを通じて発行されるNFTの売買・譲渡が可能となるNFTマーケットプレイスの第一弾です。取り扱うデータは、衛星データを対象とします。アートや音楽、ゲームなどのNFTマーケットプレイス同様、ユーザーがNFTを出品し、ユーザー間でのNFTの売買・譲渡が行われます。
NFTが付与された衛星データの二次利用市場の促進に期待しております。

 

衛星データマーケットプレイス「SATELITE(仮称)」のイメージ画像衛星データマーケットプレイス「SATELITE(仮称)」のイメージ画像

■今後の展望
今後、より多くの衛星データが取得され、多種多様な地上のデータと組み合わせた解析が行われることが見込まれます。NFTを用いることで個人間取引も可能となり、宇宙データの流通拡大が期待されます。DigitalBlastは宇宙データの流通を加速させ、宇宙産業のさらなる発展を目指してまいります。

株式会社DigitalBlast(デジタルブラスト)について
DigitalBlastは、“宇宙に価値を”提供するため、常に挑戦し、宇宙産業の変革を実現していきます。日本の宇宙産業をより価値あるものにしていくためには、BtoGビジネス(企業対行政間取引)に偏らない、多様な収益源の確保が必要です。事業戦略・デジタル・プロモーションなど多様なプロフェッショナルが在籍し、総合提案を強みとしています。クライアントの収益源を多様化し、新たな宇宙産業の価値確立に努めてまいります。

会社名:株式会社DigitalBlast(英文表記:DigitalBlast, Inc.)
所在地:〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-7-9 神田司町PREX7階
代表者:代表取締役CEO 堀口真吾
設立:2018年12月
ホームページ:https://digitalblast.co.jp/
事業内容:企業変革に関する企画・設計及び支援、デジタル技術の開発及び支援、統合マーケティングサービス、デジタルマーケティングサービス、インターネット広告サービス、動画制作及び配信


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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