日本語版「NFT カーボンフットプリント:すべてのブロックチェーンが等しいわけではない」調査レポートを公開

日本語版「NFT カーボンフットプリント:すべてのブロックチェーンが等しいわけではない」調査レポートを公開

日本語版「NFT カーボンフットプリント:すべてのブロックチェーンが等しいわけではない」調査レポートを公開

本日、Linux Foundation Research ( https://www.linuxfoundation.org/research/ ) が、Hyperledger Foundation ( https://www.hyperledger.org/ ) およびPalm NFT Studioと共同で実施した調査レポート「The Carbon Footprint of NFTs: Not All Blockchains Are Created Equal ( https://linuxfoundation.org/tools/carbon-footprint-of-nfts/ )」の日本語版「NFT カーボンフットプリント:すべてのブロックチェーンが等しいわけではない」が公開されました。

NFTは、デジタルアート、デジタル収集物、メタバースゲームなど、爆発的な人気を誇る世界を支える資産の一種です。同時に、それは懐疑的な見方を受け、市場の誇大宣伝に汚染され、エネルギー集約的なPoWコンセンサスメカニズムと結びついています。NFT推進者にとって、これは始まりにすぎません。NFTは、多くの異なる産業を横断するイノベーションの機会を提供します。しかし、すべてのNFTが等しいわけではありません。

Linux Foundation Researchは、Hyperledger FoundationおよびPalm NFT Studioと協力して、Hyperledger Besuを含むNFTの環境への影響を調査するための新しい研究プロジェクトを実施しました。NFTのカーボンフットプリントは、基盤となる技術スタックによってどのように、またなぜ変化するのかを調査しました。この調査では、定性的手法を使用して、炭素市場の専門家、ブロックチェーン イノベーター、オープンソース コミュニティのリーダーからの洞察を収集します。イノベーターが、デザインによって持続可能性を選択できるプロセスについて述べています。最後に、この研究は、エネルギー使用とその影響レベルを計算し比較したレビュー済み論文を利用しています。

NFT カーボンフットプリント:すべてのブロックチェーンが等しいわけではない (PDF 23ページ+インフォグラフィック) は、こちらからダウンロードできます : https://www.linuxfoundation.jp/publications/2022/09/nft-carbon-footprint/

目次

  • 序文
  • 要約
  • NFTを取り巻く環境問題について
  • NFTのユースケース例
  • すべてのブロックチェーンが同じではない
  • ブロックチェーンの気候変動への影響を軽減する方法
  • マイナーの役割
  • 慎重な政策の必要性
  • 複雑性を管理する方法
  • NFTトランスフォーメーションをリード
  • PoWブロックチェーンは避ける
  • プロセスを端から端まで見る
  • 軽量なブロックチェーンを選択
  • 革新的な代替案の模索
  • 検証可能なオフセットの利用
  • 具体的な公約
  • 結論:持続可能なNFTへの道筋
  • 謝辞
  • 著者について
  • 免責事項(Disclaimer)
  • 文献(Endnotes)

今回の日本語版の作成にあたり、Hyperledger Foundationの日本のコミュニティ活動を推進する Hyperledger Japan Chapter ( https://wiki.hyperledger.org/display/CP/Hyperledger+Japan+Chapter ) より翻訳貢献者を募りご協力いただきました。


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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